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2022/09/20 老人はお前だけが楽しい

SNSで話題の、YouTubeで話題の、というものを一通り見てしまった気がする。そのせいか最近は本当に暇になると本を読んでいる。三連休は積読していた『カササギ殺人事件』を読んで、今はフィッツジェラルドの短編集、『若者はみな悲しい』を開いたところだ。『グレート・ギャツビー』が全然読み終わりそうにないので、まずは短編ってわけよ。

短編集はだいたい順番に読むのだけれど、初っ端からめちゃくちゃ寂しくなってしまった。『お坊ちゃん』は、豪気な金持ちボンボンが、尊大さゆえに(ゆえに、かは知らんけど私にはそうにしか見えん)タイミングを逃して孤独になっていく……という婚活物語だ。ご立派なはてな匿名ダイアリーみたいだった。

そういう話じゃなくて……口当たりのいい言葉を使えばある男の栄華と哀愁、みたいな感じなのかもだけどいやこれ自信家独身男の婚活物語にしか見えねえよ……で、読んでいる途中あまりにも切なくなってしまった。落ちぶれていく様子を書くのがうますぎて元気なくなっちゃうね。

別に、私の交友関係がここ数年で変わった……ということはまったくなく、普通に人と遊んだりはしているのだけれど、なんだかやっぱり漠然とした孤独が迫っている感覚はある……ような気がする。

かといってそれをどうにかしよう!みたいな行動は特にしていない。した方がいいのかなとは思っても、まあいっか、になる。孤独はあるけど。

これがそのうち増幅されるのかなあとはすこし思いつつ……。ただ、生活能力上げたらまたどうでもよくなっちゃいそうだなあとも感じるし。寂しさの理由に、私は確かに人生の不安もあるので。

まあ、あんまり先のことを考えてもしょうがない。明日いきなり一億円相続したりとかもあり得ますからね。これいつも言ってる気がするんだけど、たぶんお金あったら私の不安はすべて解決するんで……。

今は楽しいことを妄想する方に頭使おっと。夢見がちでも、その方が健康には良いからね。今日は以上。

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