2022/09/25 ちいかわかもしれない
私の人生の楽しみのひとつとしておなじみ、『ちいかわ』。
かわいいルックスとそれに反した、「酷」なときさえあるストーリーの(基本はほのぼのだけどね)ギャップが好きで、せっせと単行本も特装版で集めている。ちなみに私の推しはスーパーアルバイターの資格を持つシーサー。
(↑なんと2巻にはシーサーがスーパーアルバイターになるまでの書き下ろし話が収録されている! アフィでもなんでもないです)
さて、最近のちいかわはすこし長めの「○○編」と称される話が増えてきた。
たとえば心優しきモンスター、「オデ」とともにプリズンブレイクする「監獄ゴブリン編」などがその一例だ。公式でそう呼ばれてる。ちいかわってどういうジャンルの漫画なの?
そして2022年9月25日現在連載中なのが、「山姥編」である。
マロングラッセ拾いが出来る森で罠にかかったちいかわ達が、謎の親切老婆に助けられる……という話だ。
いや……
待って……
老婆……
怪しくない?
怪しいだろ。
プライベートブランドに隠しきれない怪しさが滲んでいる。
ちいかわ達の特徴のひとつに、「素直でなんでも信じる」という部分がある。お前達はトンタッタ族かよだが、トンタッタ族もちいかわみたいなものなので、ちいかわはほぼトンタッタ族だと思ってよろしい。
私もはじめこそは「馬鹿野郎! それはばばあの罠だ!!」とちいかわ達に叫んでいた。
どう考えてもシソンヌのこのコントだ。この後じじいが出てきたとしてもめちゃくちゃ怪しい。もしかしてこれ、シソンヌコラボの宣伝なんですか? シソンヌコラボってなに?
ただ、この作者のナガノさんがちいかわ達と老婆の交流をまあ〜〜丁寧に描く……。
青雲を歌ってきゃっきゃとはしゃぐちいかわ達に「オッ、きみが見た光じゃろ」は一言のセンスが良すぎるじゃろ。私が良くしてくれたばばあにそんなこと言われたらちいかわみたいにワーッ!てなるわ。
そう、丁寧に交流していくものだから、このどう考えても怪しい老婆を今私は「実は良いやつなのでは……?」と思いはじめちゃっているのだ。プライベートブランド・山んばを作っているにも関わらず。なんかあやしいけど良いやつ、略してあや良いだよ。言いづら。
老婆……ただの親切な奴でいてほしい!
でもちいかわ世界ではカブトムシのモンスターという前例がしっかりある。
かわいい顔して普通に肉食でこの後ちいかわ達と鎧さん(ちいかわを導く?上位存在)を襲います。
老婆はどう考えても山姥でどう考えてもちいかわ達を襲うとは思うのだが、そんなことないと信じたくなっている。
こんなん、もうちいかわ達を叱れない。ばばあの罠にまんまと引っかかっているのは私の方なのだ……。
ちいかわやトンタッタ族を「素直でなんでも信じる」と一笑に付したが、本当の「素直でなんでも信じる」やつは私なのかもしれない。つまりすなしん。
今日は以上。ちいかわ、続きが楽しみだね。
【追記】
2022/10/02
やっぱりばばあの罠じゃねーか!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?