コントロール
こんばんわ。今週もよろしくお願いします。
最近あるきっかけで思い出したのですが、前職の先輩で、よく「コントロール」という単語を使う人がいました。「ミーティングをしっかりとコントロールしなさい」とか「お客さんをコントロールできていないからそうなるんだ」とかそんな具合です。
当時は「この人よくこの言葉を使うなぁ」くらいに感じていました。
去年の暮れ頃、今の会社である人と話しているときに、「君ってよく「難しいですね」って言うよね?なんでか分かる?」と聞かれました。
私自身、指摘されるまでほとんど意識していませんでしたが、確かに「難しい」という単語をよく使っていることに気づきました。
ただ、それが何故なのかパッと分からず、そう答えると、「それはね、物事には正解があると思い込んでいるからだよ」と言われました。
その瞬間、あまりの衝撃に「あー、、、」とものすごく力が抜けたのを覚えています。自分でも気づかないうちに、正解主義に陥っていたことを知りました。それ以降「難しい」という言葉をできる限り使わないように心がけています。
今思うと、当時の先輩は、彼自身が何らかのモノにコントロールされていたのだと思います。
人間が言葉を発明したのは、お互いコミュニケーションを取ること以上に、考えるためである、とある本で書いてありました。その人から発せられる言葉は、まさに今その人が考えていることであり、同時に囚われているものでもあります(それを意識しているか、無意識かはさておき)。
自分が発する言葉と、その奥にあるモノに対しては自覚的でありたい、と少なくとも私は思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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