わらしべやキッチンカーを通して、わたしは地域とダイレクトにつながりたい。
こんばんは、わらしべやのきしかなこです。
わらしべやはわたしたち夫婦が山梨へ移住しつくった会社の名前。ちいさく仲間たちとお引越し屋さんをしています。
そんなわらしべやがこの度キッチンカーを始めることにしました。
このnoteはその経緯や想いを書き留めようとを思って書いています。
キッチンカーができるまで。
私自身、会社とは別にaiyueyoというコミュニティに所属しています。その中で2023年春に”ナリワイ助産院”というプログラムに参加していました。
これがおもしろくて、ナリワイを「個々がすでに持っている想いや強み・個性を活かしたお商売の形」と定義して、プログラム内で、自分の心うちにある想いや義憤、これまで身につけたスキルや才能などを棚卸していき、最終自分の「ナリワイ」の形として事業計画にまで落とし込んでいく内容になっています。
この講座をつくったaiyueyoの旗振役のあべなるみさんは博報堂でブランディングをゴリゴリやってきた方。ブランディングのエッセンスも取り入れながら、自分自身から出てきた要素を掛け合わせることによって、ナリワイの方針書を言語化していきました。
1on1でデプスインタビューをしてもらったり、一緒に講座を受けた同期たちと会話をしながら思考を整理したり、試行錯誤した結果、当時の私からでてきたミッションはこれでした。
わたしの生まれた育ったまちは、特に何もないまちとよく言われていました。たしかにこれといった観光資源といわれるものはなく、いわゆる普通のベッドタウン。でも、自分が外に出さえすれば、身近に面白い人はいたし、素敵なお店もあった。秘密基地をつくれるくらいの自然はたくさんあったし、大人になってからは仲間と遊び場をつくって暮らしを少し楽しくすることもできました。
だからこそ、「なんにもないと」と言われたときに、「ほんとうにそうか?」って子どもながらに疑問でした。なにもないのではなく、知らないだけ、目もむけていないだけでは?って。
昔から、無関心であること、鈍感になっていることがすごく嫌だったのですよね。自然に対して、住んでいるまちに対して、人に対して、なんでこんなことするかな〜とか、なんで知らん顔するかな〜とかいろいろと。
自分が一歩外に出れば気づくことがたくさんあると思っていて、同じように、どんな地域やまちにも魅力はあると私は信じています。
その土地の気候や地形の特徴、すべては自然から成り立っていて、食や仕事が生まれてきている。いわゆる「文化」といわれるようなその土地の「らしさ」を知ることが楽しくてしかたないです。
そんな根っこの想いに気づくことができて、自分自身の方針としてはこんな言葉を立ててみました。
とにかくまずは私はこれをやっています!という旗を立てる。
私自身がそれをやることで、面白がってくれる人や、手伝ってくる人もでてくるかもしれない。それがきっかけで、少しでも一歩外へ目が向くんじゃないかなあと思うのです。まちに地域に自然に、同じところに住む人たちに。
周りの人たちをどんどん巻き込んでいくような旗振り役に、私はまだなれる自身は到底ありません、が、まず私はこれをやっているよ〜〜〜!と旗を立てることはできると思いました。
あと、「遊び」ということも私の中ではひとつキーワード。
楽しければ夢中になってやっちゃう。すきで、たのしくて、夢中になってあそんでいたことに本気になる。遊びと真面目は共存すると思うのです。
・遊びをつくる、
・みんなと遊ぶ
・遊び場をつくる
の3つの方針の中で、これらを自分が圧倒的に楽しく生き生きとやっていれば、まわりの人たちだけでなく、外からも山梨に遊び仲間を連れてくることもできるかもしれない。
移住したい人が出てくれば、私たちわらしべやがお引越しを承ることもできまーす!!!
だから、まずは私がやる。
私の好きなグランドレベルの田中元子さんの本にある言葉。
ここから田中さんはお手製の折りたたみ屋台をひいて、コーヒーを振る舞いにまちへ繰り出すわけですが、ああ、まちづくりってひとりからでもできるんだ、たったひとりでもつながることってできるんだなとすごくパワーをもらいました。
地域で、まちで、生きていくということをリアルにストレートに体感したい。知らない人にも出会いたい、友達にも私の住んでいるまちを知ってほしい。まずは自分ひとりでもできるところから、社会にとびだしていけばいいのか!
私の場合は、仲間にめちゃくちゃ協力をしてもらっていますが、自分の身の丈にあうナリワイという形でまずはやってみたらいい。泥臭くて、いつも打ちのめされていているけれど、私は地域にでることをやめられないので、グランドレベルさんの言葉に励まされながら、2/3イベントもやってみました。
とりあえず地域に出てみた。
甲府駅前のシェアキッチンをお借りして、キッチンカーで出すグリーンカレーのお披露目兼自分達の練習もかねてイベントをしました。
当日はaiyueyoの仲間も遠方から来てくれたし、山梨の身内たちもたくさん来てくれました。本当に偶然知人がふらっと立ち寄ったり、新しいご縁も生まれました。
正直、料理は苦戦、やっぱり自分達でつくる料理を人にふるまうなんて、、、(震える)
大量に料理をつくるとなると、レシピ通りにつくっても、野菜から水分がでちゃったり、あると思った炊飯器がなかったり、初めて出店でハプニングはつきものでした笑。だから料理についてはまだまだ試行錯誤が必要。
キッチンカーという形が自分らしいかと言われると、正直わからない。
だけど、リアルな地域イベントをする私自身は確実に楽しんでいました。
リアルに地域にでるって、楽しい。これはすごく私らしい。
たまたま引っ越し屋さんをやっていて、車があって、食が大好きな仲間たちがいて、まちづくりに関心のある私がいて、それをかけ合わせてみたら、すごく楽しかった。一歩行動してみると、いろんなご縁も生まれた。
まだまだ発展途上なナリワイだし、実際に車で出店したらしたでまた違うハプニングが起きそうですが、、、人生は何事も実験だし、仕事は遊びだと思っているので、現状自分たちからダイレクトにまちにつながる、遊びアイテムをゲットしたぜ!!という感覚で、こどものようにわちゃわちゃキャピキャピはしゃいでいます。
”らしさ”のないまちはないと思っているし、”らしさ”のない人もいないと思っている。
自分らしさ、って難しい。
セルフブランディングやパーソナルブランディングとか手法がたくさんある中で、自分に問いかけて、ワークをやって、いろんな言葉は出てくると思う。でも、自分ひとりで頭で考えているより、誰かと一緒に心・お腹から感じることをした方がいいと思っています。誰かに話したり、一緒に考えることで自分の熱量がどこにあるのか身体でわかるから。
はじめに戻ると、わたしみたいな複業人やパラレルワーカーの人ほど「ナリワイ助産院」を受けてみてほしいです。
「なんで私はこれをやっているんだっけ?」
「ほんとうにやりたいことなんだっけ?」
少しでももやもやしていたら、一回自分の心うちにある言葉を吐き出してみよう!
これまでやってきたことの全てに意味があるし、共通点があるはず。それがあなた自身の大事な価値観であり、仕事する意味や、おおげさかもしれないけど生きる意味みたいなことだと思うので。
わたしは、魅力のないまちなんてないと思っていると同じくらい、魅力のない人なんていないよなって思います。ほんといつも他人をうらやましいと思ってしまうくらい。
この場で一回"らしさ"を言語化してみると、そのあとやりたいことに向かってぐんっっと加速すると思います。一緒に受講した仲間たちもそう。
今週説明会があるようなので、興味ある方はぜひ参加してみてください。
(無料かつアーカイブも残る!お得!)
自分らしいナリワイをつくる人たちがまちに溢れ出したら最高におもしろいなと思っております。ナリワイをつくるって楽しい!
読んでいただきありがとうございました。
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(写真提供:みかさん/しもちゃん)
いつもありがとうございます!スキもメッセージもシェアも全部嬉しいです。なかなか発信下手ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします😁