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【脱出ゲーム解説】橙色の部屋

こんばんは。
Unityroomにて公開している「脱出ゲーム橙色の部屋」について解説します。
まだプレイされていない方は以下のリンクから是非ご参加ください。
操作はPCのみです。
また、あくまで高難易度と設定しておりますので、それを前提にプレイいただけますと幸いです。

謎解きの解説を作成者がするなんて無粋と思うところもありますが、せっかく作った謎解きが解かれないまま終わってしまうのは勿体ないと思ったので本記事を作成いたしました。
答えをそのまま書いている部分もありますので、自分で考えたい方は回れ右でお願いいたします。
また、各項目の最初は謎解きヒントの解説から入りますので、ヒントの解説だけ見てから謎解きに挑みたい方はヒント解説後に回れ右でお願いいたします。


謎①薬

ヒント①

①の謎解きは5つの薬の正しい順番を求めることです。
机の上に置いている試験管の薬は右から「橙・紫・黄・緑・青」となっております。
部屋内に他に見受けられる同じ色を示すものは丸い瓶と燭台です。

最初に注目すべき点は丸い瓶の並んでいる順番です。
「橙・緑・青・紫」の順で並んでいますが、試験管にはある黄色はありません。
次に燭台の数字を見ると「橙2・緑4・紫7」と記載があります。
そのため、これらの要素から黄色の位置を導き出す必要があります。
最後にヒント①を見ると7つの丸い瓶が描かれているため、本来の色の数は7つであることが分かります。

解答①

薬の色は虹色の7色で構成されており、燭台の色と数字の対応と丸い瓶の並び順は虹色の順番である「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」に共通しております。
そのため、本解答は「橙・黄・緑・青・紫」の順番で薬を選択することです。

謎②影絵

ヒント②

②の謎解きは影絵の問題から3つの数字を求めることです。
問題に載っている動物は以下の通りとなっております。

  • 猫 → 梟

  • 烏 → 蛙

  • 鼠 → 蛇

  • 犬 → 蝙蝠

回答の入力先である頭蓋骨を確認すると0~25の合計26の数字が各回答となっていることが分かります。
合計26の数字という観点から本問題がアルファベットに関連することが分かります。
最後にヒント②を見ると梟が「OWL」と表記されております。

解答②

問題を回答するためには最初に各動物を英語に変換する必要があります。

  • CAT(猫) → OWL(梟)

  • CROW(烏) → FROG(蛙)

  • MOUSE(鼠) → SNAKE(蛇)

  • DOG(犬) → BAT(蝙蝠)

変換することで各行での単語の文字数と問題に記載のある数字の数が一致していることが分かります。
次に本解答は数字のため、アルファベットを数字に変換します。
アルファベットから数字への変換は「A→1、B→2、……」といった形で行います。

  • 3・1・20(CAT) → 15・23・12(OWL)

  • 3・18・15・23(CROW) → 6・18・15・7(FROG)

  • 13・15・21・19・5(MOUSE) → 19・14・1・11・5(SNAKE)

  • 4・15・7(DOG) → 2・1・20(BAT)

変換した数字を比較すると数字の位置との差が以下の法則で問題の数字となっていることが分かります。

  • A → A : 0

  • A → B : 1

  • Z → A : 1

上記のルールを空欄になっている「犬→蝙蝠」に当てはめると解答は「24・12・13」であることが分かります。
シーザー暗号を参考にして作成いたしました。

問題③棺

ヒント③

本問題は4次完全魔法陣と呼ばれる魔法陣を解くことが問題となっております。
4次完全魔法陣の定義はゲーム内に記載しておりますのでご参照ください。
問題として出されている魔法陣をそのまま解くだけでは解答には至れません。
魔法陣として破綻しているため、どのように解いても正しい解答に行き着くことが出来ないのです。
本問題で注目すべき点は問題がデジタル数字で描かれていることです。
例で使用しているフォントが通常のものであるため、デジタル数字が意図したものであると分かります。

また、回答の入力先の棺に記載されている▼が問題では▲と記載されていることもポイントです。

次にヒントを見ると更に問題が出題されております。
ヒントを見ると問題が表示されるのは問題のタグを高難易度とした所以でもあります。

問題はよくある「あるなしクイズ」となります。
この「あるなしクイズ」の解答は「上下逆さにしても数字として成立するか否か」というものです。

解答③

本問題を解答に導くためには問題の見方を変える必要があります。
回答先として設定されている棺の記号が▼であるため、問題の正しい向きは180°回転したものであることが分かります。
問題に記載されている数字と▲以外の記号は180°回転させても数字や記号として成立します。
こちらで想定している魔法陣の解答方法はファイルを参照ください。
魔法陣自体は詳しくないため、解答手順は複数あると思います。

追記
別解がございましたので問題の一部を修正いたしました。
コメントでご指摘いただいた方、本当にありがとうございました。

謎④宝箱

ヒント④

本謎はクロスワードパズルが問題となっております。
リアル脱出ゲームならまだしも、ブラウザゲームでクロスワードパズルを強要するなんてナンセンスだという自覚はあります。
しかし、謎③に匹敵する難易度の謎を考えていたらこうなりました。
もしかすると一部の方は本謎をあっさりと解いて何故この問題が最終問題だったか分からない方もいらっしゃるかもしれません。

さて、本問題は3冊の本に記載されているクロスワードパズルのヒントを基にパズルを埋めていくことが目的となります。
本は「茶→橙→紫」の順番で手に入ることが想定されております。

茶色の謎を解くと以下のようになります。

次に黄色を解くと以下のようになります。

最後に紫を入れるだけなのですが、紫の文字は現在のパズルには一切入りません。

ちなみに紫の解答は上の問題から以下の通りとなります。

  • 親指

  • サタン

  • ラディッシュ

  • 玉ねぎ

どの文字も現在埋まっている形の形式では入りません。
ここでヒントを見ると「紫色の本をスタートにして0からやり直そう」と記載があります。

現在解説したクロスワードパズルの解答は全て間違っております。
そのため、もう一度0から解きなおす必要があります。
その時に基準とするのが紫色の本です。
分かり易いのは「親指」と「玉ねぎ」です。
この2つがそれぞれ5文字となるような共通の変換を行う必要があります。

解答④

「親指」と「玉ねぎ」がそれぞれ5文字となる共通の変換は英語です。

  • 親指 → THUMB

  • 玉ねぎ → ONION

そのため、英語への変換という条件を全ての問題に適用する必要があります。
英語へ変換した結果は以下の通りです。

要するに本問題はある一定の地点までは、日本語で成立しているが全て英語に変換しなければ正しい解答が出ない問題となっております。
あくまで英語への変換という閃きを大事にしたいので、すべての単語を変換せずともクリアは可能としております。
導き出される答えは「TRICK」
問題の中に橙色や頭蓋骨、サタンなどを組み込んだ上で解答もハロウィンに関連するものに出来たので、割とまとまったかなって思ってます。


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