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エクサウィザーズ 分析

<基本情報>

売上 26億
経常利益 ▲4億5千万

エクサウィザーズ+子会社5社 (連結3社 非連結2社)

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※上記にプラスして、中国に開発業務を委託する会社がある。


<事業のポートフォリオ>

・AIプラットフォーム事業
当社グループのAIプラットフォーム「exaBase」に蓄積されたデータ基盤を用いたコンサルティング、アルゴリズム・ソフトウェア開発を通じて、顧客企業のデジタル・AI戦略やDX等の推進体制の立案・実行及び投資効果の最大化を支援している。

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デザイン・モデル開発で、PoCを実施するにしても要件定義フェーズで料金もらってる?

・AIプロダクト事業
上記の受託で手に入れた知見と汎用性のありそうなものに対して、完成度を高めてプロダクト化。

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<一個一個の事業の状況>

・AIプラットフォーム事業
売上:22億 セグメント利益:5億6千万

・AIプロダクト事業
売上:3億5千万 セグメント損失:▲10億7千万

プラットフォーム事業の利益率が高いが、現状だとプロダクト事業の足の引っ張り具合が目立つ。将来的に回収できるかどうか。。

<上場した時にどれくらい現金が手に入ったか>

上場:2021年12月《想定価格》
《株価》
想定価格:1,050円 公開価格:1,150円 初値:1,030円
《吸収金額》
想定価格:340億円 公開価格:372億円 初値:333億円
《時価総額》
想定価格:832億円 公開価格:912億円 初値:816億円
現在:720億 (2022/1中旬)
後々上がるのかは追っていきたい次第。

吸収金額:
企業が市場から調達する資金額のこと。
「(新規発行株数 + 既存株主による売出件数) × 公募価格」
ちなみに大型IPOとは吸収金額 ≧ 100億 が多い


"新株式発行並びに株式売出届出目論見書の訂正事項分"【新規発行による手取り金の使途】によると、
発行諸費用などを差し引いた差引手取概算額は、10億6700万、海外販売の手取概算額は、32億700万。
これらは、採用・人件費に23億4600万、プロダクト開発のための投資として8億5700万、exaBaseの研究開発として1億4000万、広告・マーケとして8000万、運転資金に3億、借入金の返済に5億

<クライアント>

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アフラックに5000万で始まり、継続的に2~3億を売り上げている。


<一つに依存しているか>

アフラックが2.3億で12%なので、依存度は低い。
分散して数千万規模の売上を立てていると推察。

<自己資本比率どれくらいか>

64.6%

<戦略>

AIプラットフォーム事業で契約単価の上昇と契約の長期化しつつ、プロダクト事業への投資を継続。
プロダクト事業の黒字を目指す。

プロダクト事業の黒字化は相当長そうに見えてしまう・・・。

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