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日々の独り言

久しぶりに文章を書こうとこのページを開いてから約3ヶ月が経とうとしている。常々書きたいことは沢山あって、どんな風に書こうかと考える。自転車に乗りながら、お風呂の中で、授業中に。ただそういう時に限って書き残すものが手元に無い。そういう時は大体突発的に考えている為、後々考えても余り覚えていないことが多い。容量の無い頭には懲り懲りだ。そんなこんなでようやく書き始めたのが今。学校帰り、最寄り駅で電車を待っている。関東の中途半端田舎の我が地元は、人でごった返しているわけでもなく、かと言ってまばらな訳でもない。本当に中途半端だ。それでも流石に、通勤通学の時間帯には沢山の人が行き交う。その人混みに紛れながら毎日思うのだ。

「それぞれに生活が、人生がある」

と。カッコつけて文字にしてみると何だか深いことを言っていそうだが、私が毎日そんな深いことを考えている訳では無い。ふとした時に思うのだ。カクカク頭を揺らすお疲れの方や、友達と楽しそうに話す学生。ワクワクした顔で窓の外を見つめる子供や、手元の小さな画面にクスリと笑う人。そんな人々を見ながら。


電車の中だけでも色んな人がいて、色んな人の人生がある。皆生きるためにこの電車に乗っているのだと思うと、何だか楽しくなってくる。私も大概ワクワクした子供なのだ。社会の端の端くれしか見ていない、まだ10数年しか生きていない私が想像するそれぞれの人生は偏っているだろうか。小さな世界の短い物語だ。つまらない私の頭の中から作り出される物語など面白さの欠けらも無いのかもしれない。ならば、これからまた電車に揺られて物語がもっと面白くなるといい。人に揉まれて、広い世界の人生を頭の中で作り出せるようになれば、きっと楽しい。

皆、毎日必死で、辛くて、疲れて、それでも何とか生きているのだ。それぞれの全く違った目標の為に、自分の長い人生を、歩んでいくのだ。
そんなことを電車を降りて、改札に向かう階段を上る沢山の足音の中に、自分の足音を紛れ込ませながら思った。
どうかどうか、皆の人生に彩あれと。

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