9/26
11時26分
3106g 50cm
35時間近くの陣痛を経て、長女が無事誕生。
今の気持ちを書き残しておきたい。
コロナ禍で様々な制限があり、
産まれる瞬間まで病院にも入れなかったが、
1人で耐え、無事に産んでくれた妻には頭が上がらない。
男は妊娠〜出産において常に無力だ。
妻と子のがんばりにただただ感謝。
人間は不思議だ。
はじめて我が子を目にした時、体の底から愛おしさが湧き上がってきたのが分かった。
「本能的」に愛しく、そして可愛く思えた。
名前はすでに決めてあった。
その姿を目にするまでは、呼ぶまいと決めていた。
そして今日、名前を呼びかけた。
声が震え、目頭が熱くなった。
名前は、歳を重ねていっても意味あるものにしたいと思った。
・健やかに育つように
・人生にあるいくつもの可能性や出会いなどの芽を見逃さず、自ら取捨選択していけるように。
そして自ら選んだ芽を結実させられる人であるように。
と。
私たちは歳を重ねていくごとに、日常に呑まれ、なにかと理由をつけて、様々な芽を見落とし、また見ていないフリをする。
そうではなく、自ら取捨選択し、選んだ芽はどういった形であるにせよ結実させられる人になってほしい。
まさに今の自分達の反省というかアドバイスをこめた。
本人の事は本人の意思を尊重したい。
心配ばかりしてしまいそうだが、深い愛情の下でドンと彼女を見守っていく。
次に我が子に触れられるのは退院後だ。
それまでは妻に託し、その時を待つ。
今までとは違う景色の日常を過ごしながら。
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