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急性期における離床

こんにちは。さとうです。

今回はあんまりちゃんとした記事じゃないんですけど、自分が急性期病棟所属なので、それに関する記事をちょこっと書かせていただきます。

軽く流し見ていただければ幸いです。

急性期病棟に所属されている方は、「安静度」という概念を良くご存知かと思います。

簡単に言うと安静度とは、患者様がどの程度までの安静を保てば良いかを医師から指示していただくものです。

患者様がある程度状態が安定してきたら、安静度を上げて離床の指示がでることが多いです。

しかし、ただ離床を行うだけではNGです。
安静度的に離床が可能だったとしても、リハビリ的に離床の意図を考える必要があります。

たとえば、車椅子に乗っていいですよという指示を貰えば、我々は車椅子移乗を試みますよね。
もちろん、バイタルサインや自覚症状は確認します。

それでOKならば車椅子に乗るぞ、となるわけですが、ではO2だったりCVだったりHrカテだったり、点滴だったりモニターだったり・・・

そういったものがたくさんある場合はどうしますか?

また、出血傾向だったり皮膚の脆弱性だったりそういったリスクがある場合はどうしますか?


リスク管理に気をつけて、看護師さんを呼んで複数人にて車椅子乗車を図るというのもひとつの答えかもしれません。

ですが、車椅子に乗る目的は一体何なのでしょうか。

車椅子に乗るまでに多くの時間と人手を要するだけの価値が見出せるのであれば良いでしょう。

たとえば、車椅子に乗れればご飯が食べやすいとか、覚醒があがるとか。
しかし、それはある程度動ける方の場合しかADLにつながってきませんよね。

言いたいことは...

介助量の多い方は端座位でも十分覚醒向上や体幹機能の賦活、座位バランス練習の効果が狙えます。

果たしてリスクを冒してまで車椅子に乗るメリットがあるのか?

ここを判断して離床を進めていくことができる能力が急性期には求められます。
私もつい最近までは指示通り安静度が上がったからとりあえず離床しよう、くらいの認識しかありませんでした。

しかし、離床をすることで何に繋げたいのか。
これが1番大事だと思います。
今後の臨床で離床を行う際にはこの点に気をつけて行きたいと私は考えています。
離床するか否か。考えるべきポイントです。

以上です。
では〜👋

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