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京都五花街の一つ、上七軒の北野をどりを鑑賞してきました。
京都中心部からだいぶ北に偏っている花街ですが、歴史的には最初の花街でもあるようです。

大きくはない上七軒歌舞練場も歴史がありますが、和紙でできた緞帳が、地域性を感じさせます。庭や池もなかなかの風情でした。

お茶席付きでしたので、二人の舞妓さんが担当するお茶を楽しんだ後に、会場へ。
北野をどりは、三幕。最初に舞踊劇。舞踊劇を入れるのは上七軒の伝統のようです。「雲のかけ橋」。
こういう演し物は、吉原の俄かにも関わるのかなと思いました。会えるアイドル的な。今、田舎娘役を演っているあの芸妓さんとは、お座敷で話しましたという、親近感と特別感がありそうです。

二幕目は純舞踊の「旅情ところどころ」。舞踊劇も楽しいですが、やはり純舞踊のほうが好きかな。

三幕目に上七軒夜曲。フィナーレの総踊りは堪能できます。上七軒のWebページに「揃いの黒裾引姿の芸妓と 華やかな衣裳の舞妓が全員揃うお楽しみ番組です」と書かれているとおり。

時間があれば北野天満宮も参拝すればよかったのですが、今回は上七軒通りをふらふらと。
置屋さんが何軒か並んでいます。それほどには人通りもない印象は、祇園などとは違って落ち着きます。
京都のさまざまな顔を知ることが大事だと思います。

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