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荒汐部屋千秋楽打ち上げ

初場所は若元春関の二桁及び殊勲賞、若隆景の幕下全勝優勝をはじめ、勝ち越し力士が相当数に及び、賑やかな打ち上げとなった。

その一方で、若元春関の口からは強い悔しさを窺わせる言葉があった。マスメディアでの報道では坦々とした言葉を述べることが多いように見えるが、こうした場所では、横綱と、決定戦をとった琴ノ若の二人に勝ったという矜持と、にも関わらず優勝には遠かったことへの強い意識が聞かれて、参加した甲斐もあった。

また、応援している力士である常川さんと話した際に「成績が少しずつ上がってきて、地元も喜んでくれている」との言葉を聞き、相撲の持つ「地域との関わりの強さ」を改めて感じさせられる。
このあたりはスポーツというより、神事としての側面を持つ相撲ならではの印象も強い。

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