ヘンな論文【002】

どこかの書評でおすすめされていて、
タイトルにひっかかりました。「そもそもヘンな論文ってあるの?論文なのにヘンでいいの?」と気になってました。またサンキュータツオさんというお笑いの方の著書だったので、どんな内容なのか一層気になり探して読んでみました。
表紙のイラストが岡田丈さん(きっと日本の誰もが「見たことある!」って思うあのイラストの方です)なのもあって期待がさらに盛り上がります。

まず目次を読む。「世間話」「浮気男」「元近鉄ファン」「おっぱい」…等々、論文と聞いてイメージするとの違う単語が出てきます。ヘンです。
本文を読む。うん、、ヘンっていうか、なんていうのか、
ちょっとすごいものを見た感じです。
研究の元って好きとか興味があるっていう部分からなんだろう、というのは何となく知ってたんですが、ひとことで研究調査して、論文にまとめてって言っても、実際は労力や時間がかかりますよね。これ(ヘンなテーマ)に労力や時間をかけた人がいるってすごいな、またその論文内容をさらに分かりやすくしたものを読めてるってなんてお得なんだ…!と思いました。
だって論文っていきなり一人で読めなくないですか?

論文といえば理系、研究所、nature、くらいの乏しく偏った印象がある私に、論文ってこんなことを書いてもいいんだ…ということを教えてくれました。
お里がしれるのですが、私はきちんとした論文を書いたことがなく、また読んだこともありません。
そんな私のような読者にも、論文とはどんなもの?というコラムも用意されていて優しい作りです。





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