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出口版学問のすゝめ【001】

ライフネット生命を起業した人(出口治明さん)が、勉強は大事だよって言ってる本です。

3年くらい前の自分だったら絶対手に取らないような気がします
変なところで頑固なため、人に言われてやる勉強は、
ややもするとマイナスに作用することもあり、この手の本は避けてきました。

でも最近気づいた。
何かというと、こちらです

・楽しみにしていた休日も、実際は何するか考えて実行するのが億劫。
・図書館でいっぱいの本を前にしてもときめかなくなることが増えた。
・電車で手持無沙汰になるとくだらない(と言いながら)ネットニュースを読む。そしてコメントを読むも荒れていて心を無駄に疲弊させる。かといって何を読んだらいいのかわからない
・チェックを習慣にしていたポータルサイトに徐々に飽きてくるも、
何を見たらいいのかわからない
・今年と去年と一昨年で自分が変わったとか、何をしたがが
ものすごいぼんやりしてきた
・価値観が更新されてないような気がする
・なんといっても頭が悪くなってると感じてる

書き出してみると本当にまずい。
忙しいから色々しょうがないと思ってたけど、
いかがなものか。

そこで、なんかしないといかんわ、と思い、とりあえず書評とか誰かが進めてる本で気になるものは片っ端から読もうと決めたとき、出口さんに(本で)出会った。

実際、読んでみると押し付けがましくない。するするとはいかないけど読みやすい。(偏見かもですが、こういうのって説教調か、自慢風みたいなの多くないですか…)
学ばないでいることに危機感を覚えるような記述もあるけど、出口さんや対談者の「学ぶって楽しいよねー!」っていう感じがありありと出ていて、いいなあって思う。
それと、著者は大学の学長なので、日本の教育についてもページが割かれてるんだけど、社会人がもっと学べる環境が必要って言っていて、なんだか自分を励ましてもらえたような気持ちになれた。時間と家庭の経済が許すなら学びなおしをしたいと思ってることもあり…)

前述したみたいに、自分が頭が固まってる、学んでないな、っていう実感があったからこれを読めてとっても良かった。私のような人がもしいらっしゃったらぜひ。

あと、第二次世界大戦に、シンガポールに日本が侵攻してきたとき、
シンガポールが降参することになったそうで、そのときに大将的な人が
「負けて捕虜になるけど、『腹が減った!』と言い続けて、宗主国イギリスのために日本の食糧を食べ尽くしてくれ。では太ってまた会おう!」って言ったっていうエピソードが面白かった。。本筋は偏執的であることが目的達成には大事ってところだったんだけど、ちょっと笑ってしまった。私は白黒つけたがったり、意味のない男気みたいなものを踏襲してしまいがちなので、こういう意識を忘れないようにしたい。


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