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最高のエンターテイナー。

2023.3.25
オーイシマサヨシさんのワンマンライブにお邪魔しました。

オーイシマサヨシさん、漢字で書くと大石昌良さん。私の大好きなアーティストの1人。この人の音楽とライブに出会って、人を楽しませるとはどういうことか、ということを真に考えさせられた、だから私は大石さんのことを師匠、と呼んでいる。(勝手に)

大石昌良さん。
2001年に【Sound Schedule】というバンドでデビューし、2006年にバンドが解散。その後2008年に【大石昌良】ソロ名義でデビュー。デビュー10周年の2011年にSound Scheduleが再結成。
2013年にダイヤのAの初代OP曲「Go EXCEED!!」をアニソンクリエイターTom-H@CKさんが制作し、そのボーカリストに大石さんが起用されたことでアニソンに携わることになる。その時は「Tom-H@CK feat.大石昌良」名義だったが、2014年に【オーイシマサヨシ】名義で本格的にアニソンシンガーデビュー。さらに2015年にはTom-H@CKさんとユニット【OxT】を結成しデビュー。
ざっと簡単に経歴を書き出してみた。最初のデビューから今年で22年経つかなり芸歴の長いお方だが、その間に4名義でデビューを果たしている。……えっ4名義????

全ての名義のライブに少なくとも1回ずつは行ったことがあるのだがそれぞれに異なる顔を見せてくれる。
自称"アニソン界のおしゃべりクソメガネ"(実際はスゴイ人ですよ?!)と言うくらいに笑いと遊びに全振りされた【オーイシマサヨシ】のライブ、
上質な音楽を会場全体で楽しむ【大石昌良】のライブ、
バンドサウンド特有のノリとパワーを楽しむ【Sound Schedule】のライブ、
Tomさんとのギターの掛け合いやMCでの漫才のようなやり取りが楽しめる【OxT】のライブ。
それぞれで音楽のジャンルや楽しみ方は違うが、どのライブであっても自分が持っている武器(楽曲そのものや歌・ギターの技術など)を最大限に利用しお客さんとのキャッチボールをとても丁寧に行いながら、その日その時にしか経験できない1つの作品を作り上げていく、それが大石さんのライブの特徴である。

↑大石昌良の弾き語りラボ

↑オーイシマサヨシ ワンマンライブ「エンターテイナー」

↑Sound Schedule Live Tour "PLACE2022"

↑OxTの日 2021

(全部ライブ映像ある〜〜〜!嬉しいー!!)


22年も音楽やってらっしゃるからファンの年齢層も上から下まで幅広いしそれこそ老若男女問わず、と言ったところ。ただ1つ、大きく変わったことがある。私が大石さんの音楽と出会った2015年頃と比べると、圧倒的に若い男性ファンが増えたのである。コロナ禍を経てオフラインのライブが再開されてから、オーイシマサヨシ名義のライブに行くと周りが男性ばかりで「こんなに男性多かったっけ……??」とびっくりした。大石昌良名義のライブでメガネをかけた男性を客席から選ぶのに今までより時間がかかるようになった。(私調べですが)

会場周辺で周りを見てみるとオーイシさんのクリアうちわを持ってノリノリで写真撮ってる男子とか、マッシュヘアと黒縁メガネ男子とか、ヘアメしてる可愛い女の子とか、他のアニソンシンガーとか声優さんのファンかなと思われる男子とか、…とりあえず男子ばっかやないかい。

ライブが始まって、久しぶりの歓声に涙が出そうになった。あぁ、やっぱりコールできるの楽しいなぁ…って思いながら今までこんな騒いだことないよってくらい大騒ぎした。よくよく考えたらコロナ前だってこんな全力でコールしたことなかった。歓声をあげられることがこんなに嬉しいことだと思わなかった。

なんかむかーーーしのスクショっぽいのが出てきた。2017年の仮歌ツアーだそうな。たしかこの辺りからコールガイドボードが導入されたんだと思う。

コールガイドボードってなんだそりゃ。

こんなん出されたらわからなくてもとりあえず叫べる。なんて初心者に優しい。本人は歌いながら、煽りながら、ボード掲げて、裏返してまた掲げて、違うボードに持ち替えて掲げて、裏返してまた掲げて、めちゃくちゃ忙しそうだけどこちらとしてはめちゃくちゃ助かる。「電気消して!」ってコールしたら会場の電気が消えてメガネのタカザワくんが出てくるとか、MC始まったら「帰れー!」って叫ぶとか、お客さんとの遊びもコロナ前と変わらず…いや、コロナ前よりもパワーアップしていて、会場全体がオーイシさんの作った遊園地みたい。

他にもたくさんのアーティストのライブに行っているけれど、これほどに心の底から"楽しい"と思えるライブはなかなかない。
もちろん楽しくなきゃライブに行く意味なんてないんだけど、正直に言うと、ライブの最中にも現実を頭の中が過ぎってしまったりとか、足が痛いな、腕が上がらないな…とか、あのオタクちょっと邪魔で見えないなとか、ちょっと違うことを考えてしまう時間があったりする。
オーイシさんのライブはそんな隙を一切与えない。某舞浜のテーマパークに劣らないほどに隙がなくて、現実を過ぎらせる間もなく次から次へとアトラクションを用意してくる。

私にとってオーイシさん=大石さんは最高のエンターテイナーだと思っているし、どうかもっとたくさんの人を笑顔にし続けていってほしいな……

と、アンコールの「エンターテイナー」を聴きながらしみじみ思っていたら。

……んぇ?

うわぁぁぁあああぁぁぁあぁぁあ!!!!!!泣

さすがに泣き叫んだ。

弾き語りのライブでずっと
【長い付き合いじゃないか これからも行こうじゃないか 僕たちだけの武道館へ】って替え歌してたくらい、大きな夢の1つだったはず

大石昌良、オーイシマサヨシの音楽と出会えてよかった
夢が叶う瞬間を共にすることができて本当に嬉しかった

最高のエンターテインメントへの入り口はこちらですよ、皆さん↓

どうか、夢の武道館がたくさんの"楽しい"で溢れますように。

あと、チケットがちゃんと取れますように。🙏

これからもついていきます。

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