「今」に夢中になれ

今週もあっという間に週末を迎えてしまった。仕事終わりにジムで疲労を汗で流しつつ、夜な夜なジャックダニエルで作ったハイボールを飲んでいる。2杯目は少し濃い目に。

今日は自部門の女性メンバーとの1on1 で「目の前のことで一杯で、未来のことを考えるのが苦手」という話題について話した。

最近、彼女がとある若手社員の一人とお酒を交わした際に「数年後に年収をいくらまで持っていきたい」だとか「こういう役職に就きたい」だとか明確なビジョンを描いていたことを耳にしたらしい。

自分も未来のことを常に考えながら生きているかというと、決してそうではない。だから彼女の気持ちも凄くわかる。

未来の自分のために今を生きていることには変わりはないのだけど、精一杯今を生きてこそ過去を振り返った時に今の自分について認識できるものだ。だけど、日々いっぱい一杯で過ごしていると、なかなか気づくことができなかったりもする。

今日の彼女との対話を経て思い返して、1〜2年前に自分が綴っていた日記を読み返している。毎年11月になると、自分自身のことを振り返りたくなる。2年前の自分も「自分にとって11月は大切な月。大事な事を気づかせてくれるのはいつも11月だ。」と綴っているけど、それは今も変わらない。

ちょうど1年前の日記では「1年後の自分が今の自分とまるで違う変化を遂げていたら面白いな」と綴っているけど、それこそ今は遥かに想像を超えて濃厚な経験を積ませてもらっている。

未来なんて予測不能で当然で、どんなに綿密なビジョンを描いていたとしても、その通りにいかないことも沢山ある。常に上手くいくことばかりではない、逆に下降してばかりでもない。

Mr.Childrenの曲の歌詞みたいなことを言っているけど、自分もかつて絶望を味わってボロボロだったけど、運良くチャンスを掴めて今がある。ここ数年での人生のアップダウンを経験できたからこそ、心の底からそう思っている。

大事なのは今の自分の位置を認識すること。人生の山であったり谷が数々ある中で今の自分はどこにいるのか。上向きの人もいれば、そうでない人もいる。隣の人と自分を比べる必要なんてないし、精一杯自分に寄り添って「今」に夢中になってほしい。そうすることで、自ずと見えてくるものはあるのかなと思う。

自分で書いていて思ったけど、もしかしたらアドラー心理学の哲学に近しい考え方かもしれない。積読が増えつつあるけど、書籍を買って学んでみるとしよう。

それでは皆さん良い週末をお過ごしください。