知識と世界の見え方

最近、継続的に本を読むようになった。

元々は転職活動を機にビジネス書を読み始めたのだが、自分の知識を広げることに少し楽しみを抱くようになった。

そもそも、ある程度の知識がないと何が正しくて、何が誤っているのかの判断がつかない。

自分自身で見極めて発言したり、必要に応じて行動を起こすことはいつだって大事なこと。それでも自分は昨今の”Black Lives Matter”やコロナに関わる政治的な考えに関してはずっと静観している。自身の中途半端な知識や理解で判断しにくい出来事があまりにも多いからだ。

自分の持ち合わせている知識が薄いと説得力が出ないし、いざという時の判断力にも欠ける。もちろん情勢だとか政治的な部分だけではなくて、仕事全般においても幅広く知識をつけて自分をアップデートしていきたいけど、これがなかなか難しいのだ。

最初のスタートダッシュは良いのだが、自分のペースでモチベーションを保つことができずに落胆する。そして出来なかった言い訳を探し求めるという悪循環に陥る。

私は今の今まで自分のことを「継続して努力することが苦手」な人間だと思っていた。周りの期待に応えられずに失望され、諦めて潰れていくことが今まで何度もあったからだ。

そもそも、学びというのは自発的に行うもの。
誰かに首根っこつかまれて引きずられながらやるものでもない。期待されることはモチベーションには繋がるが、自分が取り組む理由にはなり得ない。
いかに今までの自分が受動的でかつ、志が薄かったかを最近は前職を退職してからは特に痛感している。

色々と環境が変わった今だからこそ感じることでもあるのだが、蓄積した経験とノウハウに対して足りないものを補うための学びが自分には必要だった。鬼が金棒を得てもっと無敵になるための努力みたいな。所謂知識で武装するようなものだ。

幅広く知識をつけることが自分自身の考えや意向を固めるだけではなく「自分の価値を高める」上でも重要だと最近は強く思う。

今は色々な新しいモノを取り入れたい欲求が止めどなくわいている。広く浅くでも構わない。自分の見てる世界を広げたい。