見出し画像

始まりの季節

今日は2022年卒の新卒入社や中途入社の方々のオリエンテーションをサポートしたりしつつ、1日があっという間に終わった。

自分は今の職場が2社目なので、ちょうど11年前に前職に新卒で入社した。思い返せば、右も左もわからない中で都内のホテルで研修をして、最終日に唐突に「浜松の工場へ実習に行きなさい」と命じられて、もはや戸惑う余裕すらなかったことを今でもよく覚えている。

学生から脱して社会に出ることは大変なことだと思う。自分くらいの年齢になってくると、社会に属することが当たり前になっているので麻痺してくると思っている。社会というのは得体がしれなくて、自分が思っている、想像しているものとは異なることがそれなりにある。それこそ、思い描いていたものと違うとギャップに苦しむことだってあると思う。

自分が新卒の頃は歓迎会だって盛大に開いてくれて、リアルでのコミュニケーションが密にあった。それこそ、繋がりが持てることでの安心感というのはかなり大きかったと思う。誰しもが対外的にコミュニケーションが取れて、コミュニティを築けるわけではない。同期だって常にリアルで会えるわけでもないご時世だし、コロナ禍でweb会議等でどこでもいつでも繋がれるような環境が築かれてきた反面で、逆にコミュニケーションに対して弊害が生じている実感もある。

元々、リアルのコミュニケーションが盛んだった人たちにはわからない、感じ取ることのできない悩みが今の世代にはあるのかもしれない。なるべく歩み寄って自分から手を差し伸べてあげたいなと。そんな事を思った始まりの1日でした。