縁と繋がり

”人の繋がりというのは実に面白い”
最近はプライベートだけではなくて、仕事を通じてもそう感じるようになってきた。

何に対しても色々な利害関係は存在するのだけど、割と不確定な”人”の要素が与える影響はかなり大きい。少なくとも自分はそういう要素を大事にするタイプだし、これからもその軸がブレることはないだろうなと思う。どんなに良いサービスや提案でも、”人”に難があってマイナスに転じることは誰しもよく経験することではないだろうか。

人間関係というのは実に複雑かつ不思議なもので、親友もいれば仕事上の付き合いの人もいる、友達の友達だって繋がりの内の1つだ。繋がりの濃さであったり強さは明確には表せないわけで、TwitterやInstagramのようにフォロー・フォロワーで単純明快なものでもない。

それこそ、人付き合いという点では今に至るまで悩むことが多かった。20代の頃は縁とか繋がりを大事にしているように見えて、至って自己中心的な付き合い方ばかりをしていた。

”誰かにとっての何者かになりたい”
以前は自分が何者でもないことに焦りを感じていたのか、妙に承認欲求が強かった。人の繋がりを大事にするよりは、承認欲求ばかりが先行していた気がする。妙に人ヅラが良かったような気もするし、無理もしていた時もそれなりにあったと思う。もちろん、そういう関係性ばかりではないのだけど、闇雲に繋がりを求めすぎて辛くなって塞ぎ込んだことだってあった。

誤解がないように言っておくと、今は全くそういう考えは持っていない。ここ5~6年くらいは肩の力を抜いて、自分らしく振る舞えるようになった。油断して、たまにやらかしてしまうことはあるのだけど。

外面だけ良くても見透かされてしまうものだ。自分らしく、嘘がないように振る舞うことが大切なのかなと。そしたら、不思議と自分の周りの人たちを大事にしていきたいなと強く思うようになった。バンドだって、家族だって、仕事で知り合った人たちだってそうだ。

利害関係だけではない、そういう不思議な要素が人との縁や繋がりには存在している。この先の人生においてどんな人と出会い、どんな面白いことが待っているのだろうか。

今は人との出会い1つ1つが凄く楽しい。そんな今日この頃です。