幻日

いつになく遅い帰りだった土曜日。飲み残しの炭酸の抜けた酎ハイを飲みながら、アンビエントを垂れ流している。今夜はHakobuneのParhelionというアルバムが無性に聴きたくなった。環境音楽は自分の一番根っこにある心地よいと感じる感覚を絶妙に刺激してくれる。

自分の人生一度しか無いのにやりたいことをやらずにどうすると、30歳を過ぎたあたりから思うようになった。
正直、最近は仕事とか引越のあれこれに追われていて、音楽面が少し疎かになっていた。それでも仕方ないと思っていたのだけど、バンドメンバーとスタジオに入る度に自分の甘さに嫌気がさしてしまう。もっと出来ること、やれることはたくさんあるはずなのにと。

とは言え、適度に良い距離感を保てるようになったので、音楽とか仕事とか色々な物事に対して少し俯瞰して考えるようになった。自分の置かれている環境とか友人・家族に対して常日頃から感謝していきたい。事あるごとにそう言っている気がするけど、何度だって言葉にして伝えていくつもりだ。

色々と思いを巡らせていたらきりがなくなってきた。
明日はライブなので、そろそろ床につこう。