プロダクトオーナーへのたった一つのお願い
これは「あじゃてくあどかれ2021」の6日目の記事です。
初めてプロダクトオーナーを任された人やこれからプロダクトオーナーをやろうとしている人から、こんな質問を度々もらうことがありました。
うーむ、、、
ざっくり過ぎて、どう答えて良いか困りました。
プロダクトオーナーが成功する方法なんて一言で説明できるものでもないですし、必勝法なんてあったら私が教えてもらいたいぐらいです。なので、以前は「本を読むなりトレーニング受けるなりしてから、実践で失敗しながら学んでください。」と答えていました。
でも、会社から突然POやれと言われて困惑していたり、忙しくて研修なんか受けてる暇もない、さらに失敗は許されない(笑)状況で、藁にもすがる思いで質問したかも知れない人に「失敗しろ」は不安を煽るだけですね。
これでは、スクラム(アジャイル)にアレルギー反応を示す人を増やしてしまいかねないので、最近はざっくり質問には一言だけアドバイスするようにしています。
プロダクトオーナーはスクラムチームを構成する一人なので、当たり前のことなのですが、スクラムが上手く機能していないとか上手く機能するか不安に思っている人達は、プロダクトオーナーを従来の発注者のような位置付けと捉えている人が多いと感じています。
もし、チームに不安や不満を感じているプロダクトオーナーの方がいたら、自分はチームの一員になっているか振り返ってみてください。
メンバーに命令するのではなくチームの一員になってメンバーを頼るようにすれば、チームに対する「不安や不満」は「安心や信頼」に変わって、以前よりもきっと仕事が楽しくなると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?