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トイレの神様?

先日、市役所から封筒が届いた。自治会の清掃案内や宅配ピザのチラシと一緒にポストにはいっていた。なんだろうと封を開けてみると、市県民税の還付のお知らせとある。過去4年間にさかのぼって約5万円が帰ってくるということだ。何か月か前に医療控除の申請を数年分まとめてやったので、その分市県民税のほうにも影響が出たということなんだろう、たぶん。

おほー!ラッキーじゃないの!!!この間のボーナスの分け前と合わせれば、ボクにとってはかなりの大金となる。担当の係に連絡して振込先の番号を申告すれば、一ヶ月後には振り込まれるらしい。

さっさと電話してボクの通帳番号を言えばよかったのに、すこし躊躇してしまった。「この間ボーナスの分け前がいつもより多かったなぁ」なんて思ったり、「子供の学校の集金でお金がなんぼでも出て行くわぁ」みたいな会話を思い出したら、ポッケにナイナイするのがためらわれてしまった。そうこうしてるうちに、奥さんが帰ってきたので結局給料の振り込み先に還付されるようにした。

すると奥さんが「これはトイレの神様のおかげやな。」と言う。ここ最近、起きてすぐにトイレの掃除をするのが奥さんの日課になっている。朝起きると、着替える前に一階と二階にあるトイレをピカピカに拭きあげるのだ。

で、そのモチベーションがどこから来ているのかというと、「お金」なのである。トイレ掃除で金運をあげて金持ちになるぞ、というSNSグループに入隊するほどの熱の入れようだ。還付金の件もシェアして盛り上がるんだそうだ。トイレ掃除始めて〇〇ヶ月、予想外のお金が転がり込んでまきました!ってトコだろうか?

でもそれは奥さん、税金制度のおかげで。たまたまボクがポッケにナイナイするのをためらったためにあなたの元に行ったのであって。実はトイレの神様はボクなのですよ?

とかいいながら、ボクにポッケナイナイさせなかったのがトイレの神様で。奥さんの毎日の頑張りにトイレの神様が答えてあげたのかも知れないのもしれないなぁ、なんて思えなくもない。


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