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ゴルスパ 第9話「大切なもの」


9話を読んだ感想絵。(Repost is prohibited)


福地翼先生著作「GOLDEN SPIRAL」感想について、blog記録することにしました。
9話を読んで精神がめっちゃ抉られて、これの感想を流れいくtwitterで呟いて終わることはできないと思いました…(既に10話まで掲載されていて今週水曜から新章突入の件について)
感想絵に時間をかけ過ぎて、気付いたら2週間が経過してしまった。これからどんどん感想残していきます!

私はうえき連載時から福地先生のファンなので、ゴルスパは連載前から楽しみにしていました。
1話で既に引き込まれ、3話で運命の出会いに泣き、9話で完全に谷底に落とされました。そりゃ次にくるマンガ大賞ノミネートされるわ。
次にくるマンガ大賞ノミネートおめでとうございます!!!!!この件については別記事で喋ります。

過去話数についても感想が山積みなので、順次更新していきます。感想イラストも毎度添えられるようにしたい…!

⤵︎ ⤵︎以下感想


【GOLDEN SPIRAL ゴールデンスパイラル 第9話 大切なもの】


☆Cカラーについて

ついにリリーのカラーが公開された!!!!YATTAAAAAAAAAAAAAAAAA
天使の攻撃で失明(弱視?)化した左目は赤色なんですね!!しかも金髪かと思いきや銀髪。
金髪だと思い込んでいたから可愛い印象だったけど、銀髪だと思うと急にかっこよく神秘的な雰囲気に見える。色の印象って大事だ…
9話はカラーページがとにかく綺麗で、特徴的な色使いで先生の色彩センスに脱帽です。派手な色を使ってるのにケバケバしい印象にならないのはなぜなんですか!?ゴルスパカラー絵のメイキング公開してほしいです。

この表紙に関しては、福地先生が公式Twitterで下描きと完成稿を公開されていて、貴重な下描きが見られます。嬉しい!!!


福地先生は、ポンコツちゃんの頃から部分的にデジタル作業されていたと記憶しているけど
ゴルスパから本格的にデジタル移行されて、今作はカラーも完全デジタル。
モチーフに存在しない色や、キャラ本来の配色と違う色を置く塗り方が独特ですね。
この塗り方は「うえきの法則+」の後半でも採用されていた気がする。(プラスが連載再開した頃?) 
サイケやポンコツちゃんは比較的、キャラの色ベースを崩さない配色だったので、ゴルスパで昔の塗り方が戻ってきた感じで懐かしい気持ちになりました。古参ぶるつもりはないのですが、過去作品の通じる絵柄を発見すると嬉しいファンの心です

カラーの表紙はマシマロを食べるガロちゃんがめっちゃ可愛くて!!ありがとうございます!!
ガロちゃん~かわいい。ガロはもうガロちゃんって呼ぶ。
ザビも頬がもっちりしていてかわいい。リリー隊長だけがストーリー軸に沿った表情で物憂げな感じですね…
一刻も早くこの絵をなんらかのグッズにして販売してほしい。
小学館、少年サンデープレミアムショップ、もしくはアニメイト、どこでもいい切にお願いします。



=本編=

読んでてつらかった。

めっちゃ心にナイフ刺された

誰も悪くないじゃん!!!!!!!ローサもリリーもどっちも悪くないよ!!!!
リリーが嘘つかずに家の計画話してたとしても、ローサは永眠痘で長くない命だったし……先生鬼畜ですか!!!リリーかわいそすぎるよ

「嘘の先には何もない」はこのことだったんですね。いやリリーほんとになんも悪くないよ。
建売買うだけでも究極に面倒なのに、あの仕事しながら新築戸建とかどんだけ有能やねん。インスタで新築アイデアの投稿見たのかな
愛の強さを感じます。

今作のマグ能力について、twitterで北欧神話をベースにしているのでは、という指摘をいくつか見かけたんですけど
この永眠痘については今作オリジナルの疫病なのかな?
痘そうウイルスだと感染するし水疱瘡みたいな症状になるはずだけど、ムサシやローサは感染対策的なことはしていなかったし癌のような存在なのか…
今後この病気に主人公周辺のキャラもかかってきそうで、謎が多くて怖いです。

北欧神話についてはwikipediaで読んだ未満の知識しかないので何も賢い考察ができないのですが、
気になったのが「宇宙論」項目に載っている「世界樹ユグドラシル」です。

Wikipedia「北欧神話」の宇宙論項目より引用



この外の世界から光が飛んできて…の絵が1話でガロちゃんが飛んでくるシーンにそっくりじゃないですか???全然関係無かったら本当にすみません。無知です。

ゴルスパが進撃の巨人のように神話系列でストーリーが作られているのか(進撃の巨人未読)、神話を織り交ぜたオリジナル福地ワールドなのか、まだまだ未知かつ私の脳キャパではまったく予想できませんが、すりばちの国の謎が気になります。

とりあえず記録としてリリロサ夫婦の武器を書いておく。

リリー→貪食の縄(グレイプニル) 攻撃技:流星(メテオラ)
ローサ→愛重の槌(ミョルニル) 

以前福地先生がtwitterサンデー編集部アカウントでスペース配信した際に「キャラに命を懸けて作ってる」と仰られていて、読者としてもそれは強く感じていて、この作品の一番の魅力はキャラだと思います。行く末を見守りたいキャラばかりだから、ストーリーの謎も追いかけたくなります。

閑話休題

亡くなったローサを抱くリリーの、横顔が見えないのが本当につらい
涙が出る半見開きまでリリーの顔を見せない演出で、読んでいる私の心のほうが早く崩壊しました。
泣くシーンで雨が降ってくるのは王道演出ですが、「うえき」でバロウくんがマーガレットにスカウトされるシーンを思い出してしまいましたよ。

なんかリリーのことは最初、かわいい顔でも地獄の人生送ってきた鬼軍曹ポジションだろ!とか安易なキャラ解釈してたんですけど、実際は逆で、誠実で充実した人生だったんですね。
子供のころからローサがいて自然と結婚して、2人揃って優秀だからエスコートになって、息を合わせて戦って…幸せじゃないですか!

ここまで書いて思ったんだけど人口0.01%しか存在しない貴重なマグ持ちのリリーとローサはどういう関係で知り合ったの?
マグ持ちは子供のころからエスコートになるためのスカウトや養成所や訓練場があるの?
0.01%の2人が偶然近所同士の庶民の幼馴染だったのか、能力に関係して出会ったのか、そこすごい気になります。人口が不明だから貴重さがまだわからないけど。

壁街にはチンピラみたいなマグ持ちもいるようですが、エスコートは国の生命線の軍人だし、マグ持ちから選抜されたメンバーがエスコートなのかな?王国政府とエスコート部隊の繋がりも詳細が知りたいです。

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過去回想から立ち返って、家を守るために身を犠牲にするリリー。万事休すの場面でリリーを庇うガロ!!!!
次のコマでも顔が( >o<)←これのままでかわいい

ここで、心の中でビャオベンが呟いたことがかなりかなりかなり重要なのでは?気になってます

ビャオ「釘が抜けた感覚はない」


感覚ってなに?ビャオの身体から放たれているのは無機物なのに。
"創造力"という設定からも、マグユーザーの能力は"現存する物質に変化する能力"ではなくて"新たな物質を生み出す能力"で、かつ、身体の一部として感覚を得ることができるってこと????
あくまでセリフからの想像だけど、ビャオベンのような身体から武器を切り離せる能力だと偵察にも使えそうでかなり汎用性高いですね。

ガロちゃんは身体をネジ化して肉ごとねじ切ったとサラッと説明されてるけどやってること怖
福地先生の作品の主人公・主人公側の人間って自己犠牲タイプの傾向あるなと勝手に思ってるんですけど、ガロのこの行動に関しては怒りのほうが勝った感じなのかな。自己犠牲とかそこまで考えてる様子が無くて、熱い主人公サイドキャラ。(ヒロイン?相棒?仲間?)

ガロは考えが浅い子供に見えても、6話の描写からリリーの人間模様をザビよりも深く観察していた気がします。
初対面のザビの寂しさに共感して、身体張って闘う気概のある少年なので、リリーの内面にも思う部分があって、迷わずリリーのために戦ってくれたのかな。

9話本当に面白かったです。
ローサとリリーの過去回想は約2話分で、多枚数ではないスピード描写なのに惹き込まれました。リリーが魅力的なキャラだから9話がこれほど輝いたんだと思います。

9話がこの短い連載期間の中で最もつらくて悲しい、でも心に残る回でした。

この漫画がリアルタイムで読めて幸せです。

冒頭にも書いたけど、既にこの記事を執筆時点で10話まで掲載・読了済なのでリリー編の結末は知ってるんです…10話の感想も改めて書きます。

ところで主人公ザビ、リリー編で「リリー隊長!!」と叫ぶだけのbotになっていたので、新章で名誉挽回頑張ってほしい。


感想おわり!あさって11話新章突入が楽しみすぎる。リリー隊長レギュラーキャラになってくれ!!

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