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Hello GFX

こんなイベントがあると某サイトで知ったので日曜午後に行ってきた。目当てはGF500mmと申し込みをしていたテーブルフォトのセミナー。
セミナー開始1時間前に会場に到着したので、1Fの展示をゆっくり見てから2Fの体験コーナーに向かった。

GF500mmは先日発表されたGFX100S llとGFX100 llの両方に装着されていて、テレコンまで用意されている充実っぷり。自分のカメラに装着しても良いとのことだったので、50S llと100Sそれぞれで撮ってみた。
会場内の写真は手を加えていないストレート現像。

GFX50S ll & GF500mm

被写体として用意されていた花だが、GF500mmが置かれている机ではピントが合わないので3~4m離れた隣の机を狙うしかない。
これはテレコンなしだが、ピントチェックしてみても十分すぎる解像感。少なくとも、これテレコンいるんか……?と感じるくらいには。脳死でテレコンをつけるよりは、被写体や撮影環境によってトリミングと使い分ける方が良さそう。

今持っているGF120mmでは大きい花壇の奥に咲いている花を狙うのが厳しい。トリミングするにしても周囲を含めた構図にするか、1本だけに拡大するか迷うことがあるので、構図を整理しやすいのもメリット。

一方でデメリットはやはりサイズ。確かに500mmの単焦点としては1.3kgは軽量だが、絶対値としては重い。あと10歳若かったら、と30半ばで思うことになるとは思わなかったが、XF100-400mmの重量で肩をやられた身としてはこれが正直な感想。

GFX100S & GF500mm(サイズオーバーだったので8256×6192に)

正直なところ100Sと50S llで画質の差は気にならなかった。分からなかったと言ってもいい。元々GF120mmは50S llにしているし、要素が整理される望遠域は高画素のメリットがトリミング耐性くらいだと思っていたので、これは持論の答え合わせだった。

もっと細かな、例えば動物の体毛だったり遠景だったりすれば違いが分かるのかもしれないが、屋内の体験コーナーでは差が出にくいのもしょうがない。

なおGFX100S llはフロントダイアルの感触が不明瞭になった感じはあったものの、ファインダーの画素数向上やビシャモンテックスなどの改良が素晴らしかった。ただし買い替えるかというとやはり決め手にかける。
正直なところGFX100Sから買い替えるなら、GFX100 llの方が撮影体験の違いを実感できそう。

これは縦で撮ったのをトリミング

テーブルフォトのセミナーは機材を借りられるということで、手持ちのものは使わずお借りしたGFX100S llとGF80mmを使った。構図の考え方や何を考えて撮るかなど、聞けそうだけどこれまで知らなかったことを知れたので参加して良かった。

そしてちゃんと撮ろうとすると行き着く先がライティングになるのも分かった。さすがにモノブロックストロボを用意する気はないが、気を付けるポイントを抑えるだけでも撮れるものが変わりそうな気はする。

イベント自体は東京・原宿を皮切りに、大阪・名古屋・福岡……と巡回するようなので、GF500mmはぜひ触ってみてほしい。フルサイズと変わらんやん、ってなるから。

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