スマホを忘れて

今日、会社に行くとき家にスマホを忘れた。自分の生活でいかにスマホに支配されているかを実感した。電車、トイレ、会社の休憩時間。左手のポケットに手を入れて目的もなくスマホを触っている自分がいることに気づく。

それもそのはず、私のスマホ使用時間は平均10時間を超えている。異常な長さだ。夜スマホで音楽を聴きながら寝て、平日音楽を聴きながら仕事をする。それを差し引いたとしても異常な長さである。

今日、帰宅途中に電車に乗りながら「切符数」について考えていた。「切符数」というのは私が勝手に名付けた切符の数字に関する公式のことだ。切符には4桁の数字が振られている。それらの数を順不同でよいので、足し算、引き算、掛け算、割り算から任意の演算を使って10できるかという遊びのことだ。

例えば、「1234」という数字の並びの場合は「(3×4-2)×1」で10になる。また、「1+2+3+4」でも10になる。これが「切符数」である。任意の4桁の数字が切符数であるか、即座に判定できるアルゴリズムをJavaで作れないか考えた。だが途中で挫折した。Javaでは分数が使えないのではないかと思ったからだ。

Javaでは「1/3」をint型だと0。double型だと0.33333と少数点途中までしか表せない。1/3というのは0.33333.......と無限小数となり、0.33333とでは天と地ほども違う。果たしてどうしたものか。

このように考えていると、「スマホがある通勤時間は何を考えていたんだ」と思う。あの時間は本当に無駄である。切符数について考えることが無駄であるという人も多いと思うが、それはまあよしとする。

今日は問題が見つかっただけでも価値のある時間だったと思うことにしよう。

次回は今年に亡くなられた外山滋比古氏の「思考の整理学」について書いていこうと思う。私の大好きな本である。

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