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SDGsの個人ゴール設定

友人が広報に携わっている関係で、最近SDGsの取り組みについて調べているらしい。
友人は元々生物学などを学んでいたために関心があったのだけど、社内の人の反応を見るとイマイチらしく、気になって声をかけてきてくれた。

自分も会社でSDGsの話は聞いていたけれど、個人ゴールの設定までは至っていなかったので、改めてちょっと調べてみた。

まずは総務省で公表されているのがあるんだけど、これは本当に、政府として、みたいな部分が強くて、ここの企業や個人のできるアクションには到底至っていないけど、とりあえず仮の訳もあるのは誰かの役に立っているのだと思う。

総務省のをもう少し個別に砕いて一覧化してくれているこのページの方が個人的には分かりやすくて好き。

で、ここまでのは企業とか大きな単位の目標なので、個人ゴール設定には少し遠い。
17の目標に関連づけて個人ゴールの例を出してくれているここの例がまあまあわかりやすい。

で、最後に国連の出しているアクションガイド。わかりやすいのだけど、これを17の目標とか169のターゲットに結びつけてくれるとよかったなと思う。

294×210_181226_国連広報センター様_ol (変なファイル名だな......)

で、ここまで見てみると、割と個人でできることのうち手近なものは、既にやっているものが多いことに気づく。
国連の出してるPDFなどを見てみても、すぐにできそうな次のようなのは取り組んでいた。

* 使ってない電源を切る
* 紙じゃなくて電子での決済をなるべく使う
* 簡易包装品を買う
* マイバッグを使う
* 訳あり品の野菜などを買う
* 買い物は地元でする

もう少し加速させる意味で、目標については自分だと次の2つが特に関心があった。

8.働きがいも経済成長も
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
12.つくる責任 つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
8.4 2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。

それぞれの目標とターゲットは独立しているというよりは相互に関連しているようなので、どれかを選ばなければいけないわけじゃないけれど、普段の生活に加えてこの点をもう少し意識して過ごしてみようと思う。

具体的には、次のアクションを取ろうとしている。

* できるかぎり地域のものを消費するようにする
* 地域、地方、国などで輸送に伴う距離が短く環境への負荷の低そうなものを優先的に選んで購入する(e.g. 生産工場が近い地域にあるものや、国内にあるもの)

なので、スーパーでの日々の買い物の時に、生産地を見たり、作られた工場を見たりする。
もしかすると、企業によっては距離的には遠くて輸送効率は落ちるが工場は生産効率が高く、結果的に環境負荷が低い、みたいなこともあると思うので、その辺りはバランスよくいかないと趣旨からは外れてしまうので注意が必要そうだけど。

どうせアクションをとるなら、数値で取り組みを明示できるといいのかもしれない。

SDGsの好きなところは、全部を包括的に取り組むことはできないから、関心のあるところからやってみよう、という雰囲気を感じられるところ。もうちょっと個人の関心を高めるために、個人ゴール設定のハードルを下げられると良さそうね。

posted on: https://blog.tkhm.dev/2020/10/sdgs.html