話題の『地面師たち』のワンシーンから考えさせられた「モノの価値」について
皆さん、今Netflixのドラマシリーズ『地面師たち』が大ヒットしておりますが、観られましたでしょうか。
『地面師たち』のワンシーンでハリソン山中(豊川悦司)が高価なウイスキーについて講釈し、その流れで突然、土地自身の本能について語り出すシーンが私は印象に残りました。
そのシーンでは所有とモノの価値について語られています。
そこで今回は「モノの価値」について考えてみたいと思います。
では、モノの価値は何で決まっているのでしょうか。
ドラマ内では辻本拓海(綾野剛)が「希少性」と答えていました。
経済学において、価格は需要と供給のバランスによって決まるとされています。そのため、限定品や生産量が少ない商品は”希少性”が価値に影響することは間違いないでしょう。
ジャパニーズウイスキーがこぞって高くなっているのも外国人や一部の人々によって買い占められたことによって需要と供給のバランスが影響しているでしょう。
それ以外に何が影響しているでしょうか。
”品質”:機能性や耐久性、他の商品より優れている部分があればそれも価格に反映されているでしょう。
”ブランド”:全く同じ素材を使っていてもブランドの認知度によって価格に大きく影響するでしょう。
日本製への信頼性の高さという意味でいえば”品質”と被るところがあるかもしれません。
”文化的・歴史的な背景”:文化遺産など歴史的なモノ(もはや価格を付けれる範疇にはないですが)モノの価値を高める要因となります。
”個人の感情的な価値”:モノに対する思い出や感情が個人にとってのモノの価値を左右するでしょう。
これは某クレジット会社の「プライスレス」に近いかもしれません。
いくつか考えてみました。
皆さんの意見もぜひ教えていただけたら幸いです。