システマ親子クラス
システマの親子クラスを始めたのは2010年。
ママ友から「親子で体を思い切り動かせる場がないけどシステマできないの?」と聞かれて「できるよ」と答えたのが始まりだ。
子ども向けのスポーツ教室はあるし、ママ向けヨガとかピラティスとかそういう教室もある。子連れ可のママ向け教室もある。
でも親子向けがない。親子で取っ組み合ってくんずほぐれつするような教室はない。
だからやろうと思った。
人と人との皮膚接触は対人恐怖を和らげる。
どんなカウンセリングよりも、身体的接触の方が効果は高い。
人間社会で生きていくうえで、人との接触は避けられないから、人に対して感じるストレスはなるべく少ないほうが良い。それには体と体を直接ぶつけ合うような接触の機会を多くするのが良い。そうやって他者との距離感とか心地よい距離、触れ方を学んでいけば、人を過剰に恐れずに済み、ひと目をやたら気にしたり、人を恐れて引きこもったりしないで済むだろう。
それにはまず最も近い他者である親とふれあい、ぶつかり合う機会を稼ぐのが良い。それをシステマ親子クラスでやろうと思った。
その親子クラスは2019年1月をもって、いったん閉じることにした。
最初はもう本当にゴタゴタでクラスとしての体なんてまったくなしてなかったのだけど、だんだんまとまりが生まれていくまでは本当にスリリングだった。振り返ってみるとなかなか意義があったと思うし、何より僕自身のインストラクションスキルが格段に向上した。
本当は某出版社で親子クラスの内容を本にする企画があったのだけど、なんとなく筆が進まないから、ここにつらつら書いていこうと思う。
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