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知力と持久力

知力とは答えの出ない問題を延々と考え続けられる能力。

確かそう定義したのは宗教学者の植島啓司氏。

これはほんとそうだと思う。

人生は答えのでない問題ばかり。あの学校でよかったのか、あの転職はよかったのか、そもそも生まれてよかったのか。今の自分のままでいいのか。

答えはでないし、答え合わせもない問題ばかりだ。年収がアップしたとか、出世したとかそういうのは、年収や出世という基準に照らし合わせた暫定的な判断であって、総合的な評価というわけではない。

こういう答えのでない問題を延々と考え続けられるかどうかは、実は体力的な問題じゃないかと思っている。

呼吸が浅く、体力がないと、「それってこういうことでしょ?」と短絡的な結論で落ちついてしまったり、わーっとパニックになって思考を投げ出してしまったりする。

ただ体力ってのは別にマラソンで培われる類の持久力とは違うし、筋トレで培われる筋力とも違うからわかりにくいのだけど。


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