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かようび

車にサブのスマホを置き忘れていたことには気付いていたが、まさか鍵をかけ忘れているとは思わなかった。
意外と動揺していたことを翌朝知った。

悲しいニュースはふいに正面からぶつかってきて、避けきれず受け止めてしまう。

まるで他人事のように(もちろん他人だが)軽く話題にしたり、不謹慎な発言さえ平気で口にする人からは逃げたくなる。
自分が身近に考え過ぎなのかもしれないのは分かっている。

下世話な想像や詮索ではなく、本人さえわかりもしない真実を自分の中で創り上げてみる。
読んできた本たちのなかからピックアップして自分なりの解釈で都合よく心を納得させる。

お悔やみの言葉ののちに新譜のプロモーションが流れる。
世界は回り続ける。


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