お茶の水女子大学の現代文【大学入試現代文analyze㊵】※今季最終回
〇お茶の水女子大学の国語の特徴
現代文+古文+漢文の三題構成である。
設問構成は後述するが、300字の自分で考える記述問題があり、他は記述(2行ぐらい)が5題と漢字となっている。
基本的に形式は一定である。
〇文章についての分析
<文種> 哲学系?
基本的には哲学に接続するような文章が多い印象だ。
<分量> 標準的~やや多め
文章量は標準からやや多め。文章の種類も哲学的でやや重く、設問数も多いのでなかなか骨の折れる問題である。
〇設問についての分析
・300字記述について
2021年は文章中の内容について自分自身で例示して説明する問題が出題された。
2022年以降は文章内容に対する自分の意見を述べていくタイプの問題が出題された。こちらの方が対処はしやすい。様々な書き方があるが、「自分自身で問題提起をし、解答を述べていく」という方式が最も解答しやすいと思われる。
・その他の記述問題について
換言記述:60%
理由説明:40%
理由説明の問題が多い。理由説明は解答のずれが生じやすいので、作った解答に傍線部や条件がつなげられるかを確認しよう。
〇対策法
・想定時間配分
試験時間:100分
想定時間配分
現代文(大問1)45~50分
古文漢文(大問2・3)50~55分
→大問3つで100分なので分量は標準的と言える。
現代文は問題数もまあまあ多いので半分ぐらいの時間を使う想定でいいだろう。
・タテ?ヨコ?
評論はタテ(過去問を古い年度まで掘り下げて実施)がおすすめ。
以上です。
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