2021最難関国立大学入試分析⑤-1-3 九州大学大問1の「問三」
こんばんは。
春期講習会、開講前準備、その他もろもろが積み重なってなかなか更新できていませんでした。すみません。
しかし、これはライフワークとしても続けていきたいですし、続けられる形を自分なりに見つけたので、今日から頑張ります。(ダメな人間の宣言の仕方)
これまでのものはこちら。
では、「問三」に参りましょう。
<プランニング>
問3「星を読む」(傍線部C)とあるが、それは具体的にどういうことか、説明せよ。
① 設問分析
→ 「どういうこと」=「換言」問題。
② 傍線部分析
→ 「星を読む」を分析する。
A 「星」=比喩表現。本文中で「星」が意味することが何かを考える。
B 「読む」=比喩表現。これも記述にしっかりと反映させる必要がある。
③ 構文の決定
【構文】AをBする。
今回は単純。
<アプローチ>
A 「星」とはなにか。
→ 「星」が意味するところは三段落に書かれている。本文中で「星」はそのまま「星」として扱われている。
「星」=「天体の星の配置」
じつは今回のポイントはBの「読む」になる。
B 「読む」とはなにか
→「読む」の意味はまず「読み取る」と本文中から解釈できる。では、なにを「読み取る」のか。
三段落には二つのものを「読み取る」ことが書かれている。
① 「星の配置」を読み取ることで身体技法を獲得する
② 「星の配置」を読み取ることで世界のイメージを獲得する
そして、これらを「類似性」に基づいて理解しているのである。
あとはこれを構文する。
<解答>
人々が自らの感覚や身体技法の獲得や世界を理解するためのイメージを星の配置との類似性にもとづいておこなっていること。
今回は以上となります。それではまた明日。
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