2021最難関国立大学入試分析⑤-2-4 九州大学大問2の「問四」

こんばんは。

また間が空いてしまいました。今回は「公式の」問題分析を依頼されて、そちらを優先しておりました。すみません。

またこれからボチボチと再開していきます。

前回はこちら。

では早速まいりましょう。

<プランニング>

【設問分析】
問4傍線部D「成功したアンドロイドのまなざしに人はたじろぐ」とあるが、それはなぜか、理由を説明せよ。

・なぜ → 理由説明 = 傍線部が「結果」
➡ 傍線部の【結果】に至るための【理由】を考える。

【傍線部分析】
アンドロイドのまなざしに「たじろぐ」

➡ 「アンドロイドのまなざし」とは何なのか。そして「たじろぐ」のはなぜなのか

<アプローチ>

①「アンドロイドのまなざし」
→ 6段落の内容を踏まえると、アンドロイドが人間同様の目の動きを獲得すると、人間はそのアンドロイドを「人間」であるかのように認識してしまうということがわかる。ここを軸に考える。

②「たじろぐ」
→ これは5段落の石黒の引用から考えると良い。人間は人間の目を見続けることができない。それがアンドロイドで実現しているのが今回の文章となる。つまり、「アンドロイドの中に人間と同じ特性を見出している」からこそひとはたじろいているのだ。その性質とは、「目が動く」ことである。この「たじろぐ」はそのまま使ってもいいが、「困惑する」などに言い換えてもよい。

<タケガワの模範解答>

人間は目の動く他の人間の目を見続けることはできないが、人間ではないアンドロイドの中に同様の性質を見出すことで困惑を覚えてしまうから。

<難易度判定>

★★★★☆(やや難)

因果関係を正確に構築できない可能性がかなり高い。

以上です。それではまた。

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