いつも心に服部さんを

この春、空前の漫画ブームがきている

そもそも、小学校の頃は
休み時間に教室でマンガを描いて
友達に読んでもらっていた子供で、
中高も毎日マンガを読んで育ったマンガ好き夫くんだった

ここ数年、そんなこと忘れて
あれこれ目移りして、自分のことをすっかり忘れていた

そんなとき、
「ウラ漫」という小学館マンガワンによるYouTubeチャンネルにハマり、
編集者さんや漫画家さんの様子に興味が湧いた、
それで急に「バクマン」が読みたくなって読み始めた。

「担当編集が変わってしまう時の不安な気持ち」とか
「用意したものが受け入れてもらえるかどうかのドキドキ」とか
「担当作品が打ち切りになってしまうこと」とか
なんか、かなり、よくわかる話じゃん!となり、
かつて読んだ時とは全く別の角度で共感できる部分があり、
めっちゃテンション上がった。

学生時代は
「エイジかっこいい」とか
「マンガの作業部屋かっこいい」とかしか思ってなかったけど
今は
「徹夜して物作るのって大変だけど楽しいよな」とか
「マンガの作業部屋かっこいい」とか思いながら読んでいた

そんな中、一番衝撃を受けたのは
「服部さん」という編集者のキャラクター。
服部さんは、とにかくアツい
アツいし、優しい
優しいし、すごくしっかりしてる。
担当作品が上手くいった時に
気づいたらデパートで鯛と赤飯を購入していた、というエピソードがいい。

そして思うのは
僕のこともこれくらいアツく考えて、
一緒に頑張ってくれて、
スケジュール管理してくれて、
いろいろ催促してくれる大人がいてほしい。

でも、事実そんな人は居ない。
それは限られた天才につくものであって、
僕みたいな35歳の平凡な黄色い男に
人生をかけてバディを組んでくれる担当さんなんて居ない。

だから、僕は、自分の心の中に
「服部さん」の人格を作り出すプロジェクトを実行したいと思う

台本の進行が遅れていたり、
次の企画の催促をしたり、
次クールに向けた作戦を一緒に考えてくれる、
そんな「心の服部さん」を錬成し、共生しようと思う
そして、僕もいつか
でっかい何かをやり遂げ、
きづいたらデパートで鯛と赤飯を購入したい。

以上です。

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