この手をすり抜けるフリーペーパー

改札の横に陳列され
なぜか人々を惹きつける「フリーペーパー」

表紙がオシャレで
ありがたい情報が載ってそうで
一方で、気軽に読めそうで
しかもタダ

手にとって、カバンに入れて、
会社では開くタイミングがなく、
帰りの電車ではスマホを触り、
帰宅してテーブルに置いて、
いつしかゴミになる

何回こんなことを繰り返したか、わからない

学生時代に参考書を買って満足して勉強しなかった感じに
似ている
YouTubeの「あとで見る」に登録した動画が
合算したら、ほぼ生活を投げ打って見ないと消化できない量になっているのに
似ている

とりあえず手にとって、ちゃんと消化しない
個人的に恥ずかしい習慣だけど
「とりあえず手に取らされている」のは、なんでだろう?

出会うタイミングが絶妙なのか、
パッと見の印象(サムネや表紙)が良いのか、
お手軽さも関係あるだろう
いろんな要素が噛み合って、
10年以上、おなじ過ちを繰り返させられているんだろう

僕の中にある「得」への願望が、根本にある気がする

「オシャレなものを所持したい」
「美味しい店やトレンドの情報を知りたい」
「気軽に暇をつぶしたい」
「エンタメを感じたい、楽しい時間を増やしたい」・・・

手にとった人の大半が
僕みたいな感じなんだと思う
少なくとも、隅から隅まで読んだり見たりして
真剣に楽しむ人は少ないだろう

とはいえ、全員が読まずに捨てていたとしたら
商売として成立しない

おそらく、
●大多数が手に取る
●何割かは、真剣に読み込む
みたいな状態なんじゃないかと思う

以上!

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