来週の注目イベント

<注目イベント>
1/14…中国18年12月貿易収支
・市場予想は510億ドルの黒字と前年同月(539億ドルの黒字)からは
 縮小するものの、単月としては18年で最大規模の黒字額となる見通し。
 この結果に対してトランプ大統領はどのような見解を示すのか注目。
・米政府は3/1までに貿易協議がまとまらなければ、2000億ドル分に
 対して現行の10%から25%に引き上げる方針を示している。
・中国は昨年12月の米中首脳会談で1.2兆ドル超の輸入拡大策を
 米国に提示した(17年の中国の総輸入額は約1.8兆ドルだった)

1/15…イギリス、EU離脱案を採決
・イギリス政府とEUが合意した離脱案を英下院で採決する予定。
・この離脱案は北アイルランド問題の安全策(バックストップ)について、
①EUの政策に関与しないのにEU規則に縛られる
②北アイルランドがイギリス本土から切り離される可能性
 以上の懸念から反対も根強く、承認の見通しは立っていない。
・EU側は離脱案の修正は行わない旨を表明しており、同案が議会で否決
   されれば「合意なき離脱」の可能性が高まる。
 仮に、合意なき離脱となれば、ユーロやポンドは大きく動きそう。

1/16…米国18年12月小売売上高
・市場予想は前月比+0.3%で、11月の+0.2%を上回る見通し。
・コア小売売上高の予想は+0.4%で、予想通りであれば11月の伸び
(+0.9%)を下回るが、前年比は+5%近い堅調な伸びとなる。
   雇用環境は堅調だが、個人消費はどうなのか注目したい。

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