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テレパシー…やってみる?
テレパシーを送りたい。
授業が退屈すぎるのが悪い。Y染色体のYは猥褻のY?
…もしかして、そういう動機で生物学を?
「X染色体は[検閲により削除されました]のX」とか言わなくてよかったね。
糾弾されてたよ。
そんなつまらない授業をどうにかして楽しく乗り切りたい。今までにもいろんな方法を試した。
架空の中華料理を考える遊び。
タンタン麺やビャンビャン麺があるなら、ピョンピョン麺やニョンニョン麺があったっていい。ニュルニュル麺やピロピロ麺だって魅力的だ。
流氷の気持ちを考える遊び。
北の方からずっと海を漂って流れてくる。ちょっと暑くなってきたな。太陽がまぶしい。…なんか空飛んでない?北のミサイルか…
とか思ってるうちに、北海道の鋭利な部分に刺さって砕ける。もっと優しく迎え入れてあげようよ。
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新しい言語を作る遊び。
突き詰めて言えば、言語に求められるのは伝達性、すなわち分かりやすさである。単語なんて3つあれば十分だ。
seataké(どちらかというと和食がいいかな)
hicattel(ハゲてますよ)
moresow(漏れそう)
しかしつまらない。こんな遊びはちっとも面白くない。
なぜつまらないか?授業中はひとりぼっちだからだ。こんなことを一人で考えても何にもならない。
そうだ、テレパシーを送ればいい。脳波で交信すればいい。「あなたの心に直接語りかけています♡」をすればいい。
まずテレパシーを習得しなければいけない。脳みその真ん中らへんに、伝えたい言葉を並べる。たぶん、データのサイズ的に、初心者は短い文字列から始めるべきだと思う。
コシヒカリ
担任に送ってみた。
なんかうまくできた気がする。米粒が空を突き抜けて飛んでいく様が、脳裏に映った。あきたこまち派だったら、ごめんなさい。
書くの、めんどくさくなってきたな。
残りは直接心に語りかけるね
今日の日記:さむい
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