トゥーランドット  トゥーランドット  トゥーランドット ‼︎!

トゥーランドット 〜廃墟に眠る少年の夢〜

オペラのトゥーランドットはなんとなく分かるけど、それを毛利さんはどう描くのだろうか?

リューは誰だろう?ピンポンパンは?と色々想像しながら、憧れの少年社中の舞台に愛して止まない俳優が立つという現実に日々胸を高鳴らせて迎えた初日。余りにもの熱量と感情の揺れによりいつのまにか全身に力が入っていたようで、観劇後の第一声がまさかの「疲れた…」だった笑…なんだろう、所謂古典的な演劇でありながら、華やかなダンスと衣装でまさに現代の至極最高なエンターテイメントだった!
熱量と共に役者たちの演劇への愛がたくさん伝わってきて、私も演劇に魅了された1人として今ここに居られる事が、あまりにも幸せで気づいたら涙が溢れてた。

劇中劇のリューのシーンで思ったこと。

初日では何故1回目と2回目でこんなに感情の変化があるのだろう?と疑問に思ってた。しかし、そもそも2回目はリューではあるけれどリューではないのでは?と思ったことから始まった。

劇中劇ではリュー役はインコで、トゥーランドットに愛を伝えるために命を絶つけれど、 「トゥーランドット 〜廃墟に眠る少年の夢」の中では リューはシアターバードであって人間に愛を伝えるために命を絶った 。
でもそれ以前にリューはこの作品そのものなんじゃないかと思った。ゲネで毛利さんが仰っていた「演劇とは人間である」という言葉がずっと引っかかっていて、ゴッドブラザーは人間に作られた人工知能で、 カラスが演劇に夢を見て演劇を始めて、自分が人間であることを知った。
でもケツァールの夢を見る素晴らしさと愛を教えてもらった、だから「やるしかないの。」という台詞から、シアターバード達と命をかけて演劇を伝える。 そして、最後の一から始めようか。

全ての役者さん達は人間が演じる演劇に魅了されて演劇を始める。でもいつの日か演劇が世界を変えられないと知るけれど演劇を愛しているから、観客に届くよう最後まで心を込めて演じる。
なのでラストの劇中劇のインコの台詞はシアターバードの言葉であり、役者さん自体からの誓いに聞こえました。人間とは何なのか、演劇とは何なのか…バードエフェクト、役者さんたちの輝きは観客一人一人に伝わりいつしか郡となり大きな拍手と感動を生み出す。ストーリーと実際に起こっている出来事があまりにもリンクし過ぎていて怖かった。…演劇とはなんなのか、答えは分からないけれど、この作品自体が役者からの愛であり、少年社中からの誓いなのではないかと思った…等と色々考えて結局、観た後の感動を持ち帰ればそれ自体が世界が変わるという事で、観劇を辞められない理由だという事に気が付いた。
とっても心を動かされる素敵な舞台だった。

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偏りしかない感想を淡々と綴るよ。
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