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Power BIにて、「五黄の寅」を計算・可視化してみる。


自己紹介

 佐賀県の小売業(和服)でひとり情シスをしています。

 11月末に誕生日を迎えて、とうとう40歳になってしまいました。

 社内(本社)の平均年齢が50歳なので、まだ若者扱いの状態です。

今回の内容

 来年(2022年)は、36年に一度訪れる非常に運勢が強い年と言われている「五黄の寅」と言われており、生年月日より「五黄の寅」生まれを、Power BIにて可視化しようと思います。

五黄の寅とは

 干支(子~亥)で一番で運勢がいいのが「寅年」と言われており、九星気学(一白水星~九紫火星)で一番運勢がいいのは「五黄土星」と言われ、その両方が重なる(36年に一度)のが「五黄の寅」と呼ばれ、一番運勢がよい年と言われ、来年(2022年)が「五黄の寅」に該当します。

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Power Queryにて、干支・本命星(九星気学)を計算

 今回は干支の計算、九星気学の本命星についてはPower Query側にて計算を行いたいと思います。

  干支の計算

 干支については、誕生日の年÷12(干支の数)の余りで計算出来ます。

 また、1が🐭(子)、12が🐗(亥)で終わる(干支の順)ようにするため、誕生年から4を引き除算、余り1を加算に干支を計算します。

干支CD = Number.Mod
([年]-4,12)
+1

 九星気学 本命星の計算

 本命星の年始は太陰太陽暦(旧暦)で行います。立春(二十四節気)は年によって変わるため、立春日を計算する必要があります。

立春日の計算方法

 二十四節気の略算式に従って、立春日を計算します。

 今回はこのPower Query(M言語)の計算式で立春日が正しく計算されていることを確認しましたが、小数点を使った細かな計算については、正しい精度で計算されているか注意が必要です。

立春日 =
#date([年],2,
Number.RoundDown(
   4.8693 +
   (0.242713 *
   (([年]-1)-1900)
   )
    ,0)
-
Number.RoundDown(
   (([年]-1)-1900)
   /4,0)
)

 本命星の計算

  生年月日が立春日より前の場合には、生まれ年から1引いた後、9で除算(九星気学の数)し余りを算出します。年から2を引いてるのは、1が一白水星、9が九紫火星にするためです。

本命星計算 =
Number.Mod
(
   [年] 
   - 2
   -
   (
       if  [生年月日] < [立春日] 
       then -1 
       else 0
   )
,9)

 本命星は、1年ごとにカウントダウンのよう数値が下がる(五黄土星の次は四緑木星)ので、下記の計算式を追加します。

九星CD = 
9 -
[本命星計算]

完成予定ビジュアル

 簡単な「五黄の寅」の生まれの誕生月ごと人数を表示したいと思います。


モデルビュー画面

 顧客マスタをファクトテーブルにし、周りを1対多の関係にするスタースキーマにします。

「五黄の寅」の人数計算

「五黄の寅」の顧客数をDAXにて算出します。 

CALCULATE計算式で、条件は干支名が「寅」、本命星が「五黄土星」でCOUNTROWSで顧客数を計算します。

五黄の寅顧客数 = 
CALCULATE(
   COUNTROWS(
       '顧客マスタ'
   ),
   '干支マスタ'[干支名]="寅",
   '年九星マスタ'[本命星]="五黄土星"
)     


まとめ

 干支の計算は業務でよく計算していたが、九星気学の本命星については、旧暦から参照するので手こずりました。。

また、来年は「五黄の寅」効果で、コロナも収まればと切に思う。



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