見出し画像

クラブ業界に入って30年経ちました

30年前の今日、渋谷のナイトクラブ『THE CAVE』のバイト初日でした。1991年3月22日の金曜日。先週たまたま渋谷に行ったので、久々に渋谷駅からCAVEがあったビルまで出勤当時さながら歩いてみて。跡地行ったのも久々だったしやっぱノスタルジーっぷりが凄かったですね〜。※ちなみに掲載写真はその時撮った現在のM&Iビル。

画像1

CAVEで働き出したのが91年の3月ってことだけは憶えてたんですが、ドンピシャな日付けまでは憶えてなくて。金曜日だったってことは憶えてたんですけど。なので91年の暦見ながら「恐らく15日の金曜日辺りじゃないかなあ〜?」とは思ってて。でも先週改めて昔の懐かしBOXガサゴソ色々と物色してたら、2つヒントになるモノが出てきて「うわ15日じゃない!絶対翌週の22日だ!」と確信。それを踏まえると、恐らく3月18日の月曜日に面接して即採用決まって、22日の金曜日にいきなりシフト入れられたと記憶。

画像2

当日は原宿のカフェドロペの早番バイトが17時で終わった後、恐らく1回蒲田のアパート戻って、翌日に備えてちょっとでも寝たいと小一時間仮眠してから21時に出勤したんじゃないかと。もう相当緊張してたんじゃなかったですかね〜?まあ当時のクラブなんてもう今じゃ考えられないぐらい異空間過ぎて、若干20歳になり立てのまだまだ田舎者のボクがちゃんと働けるのか否か不安でいっぱいでしたよ。

画像3

緊張の中とりあえず右も左も分からぬまま色々先輩に教わって。先輩スタッフも皆カッコ良く見えましたね〜。来るお客さんも皆お洒落で個性的な人が多かったし。当時のクラブってほんと選ばれし者だけが来れる遊び場的な雰囲気プンプンでしたからね。聞いたこともないアンダーグラウンドなクラブミュージックしか掛かってないし。マジでそこに居るだけで若干興奮する様な刺激的な場所でした。

画像4

その日のB1フロアは、当時金曜レギュラーのまだU.F.O.結成前の矢部さんと松浦さん、スカパラの青木さん、ファンキーエイリアンの布由子さん。確かイベント名とかは特に無くてマンスリーとかのスケジュール欄には『YABE & HIS COMPANY』って書いてた記憶。そしてB2フロアは、当時系列店舗だった西麻布のNEXT(旧P.Picasso)でも開催してた著名な外国人DJを招聘しての『WORLD CONNECTION』というイベントで(NEXT無き後はYELLOWでも開催)、その日のゲストは確かROBERT OWENSじゃなかったかと。
確か0時超えたぐらいからめちゃくちゃ混み出して。尋常じゃない混み方。もうB1もB2もバーフロアもどこもかしこもパンパンでした。ボクはほぼ1人でホール回って。トレンチを片手で高々と上げてひたすらグラス回収と灰皿交換を一晩中ノンストップで。尋常じゃない働きっぷりに先輩スタッフ達からは「ヤバい!めちゃくちゃ使える新人入ってきた!(笑)」って騒がれましたが(苦笑)。しかしなんせロペの早番後だったのでどえらい疲れましたよ。しかも翌日もロペの早番入ってたし。

画像5

その日からロペ(月〜土)早番、CAVE(月/水/金)21時〜朝までというハードなスケジュールが4ヶ月続きましたかね〜。7月になってバーチーフに異例の大抜擢されたのを機に、ロペ辞めてCAVE1本にして。そっからはどっぷりって感じですかね。途中からヘッドハンティングされて、CAVEと併行して毎週金曜日AM2時〜AM8時まで六本木のディスコ『ジオイド』を借り切って毎回300人ぐらい入ってたテクノオンリーのアフターアワーズ『CLUB WARP』でもヘルプで働き出したり。CAVE辞めた後はTHE ROOM→三宿Webで初代バーチーフを、的な流れ。実はCAVEとROOMの間に半年間ほど恵比寿のイタ飯屋でバイトしたんですけど。そこでボンゴレを覚えた的な(笑)。業務はウェイターでしたけど。

画像6

話しを戻しますが、ほんとに最初は興味本位で働き出したナイトクラブでの仕事を、まさか30年後も続けてるとは夢にも想いませんでしたよ。まあこの1年は浪人中ですけど(苦笑)。DJでは沢山居ますけど、中の人間でって考えるともうほとんどボクより先輩って人が居ないってぐらいこの業界では古株になっちゃいましたしね。まあその長らく続いたクラブ人生も、今後どうなるのか現状岐路に立たされてる感ありますけど…。一体どうなるんでしょうかね〜。。
まあそんな訳で、今日はクラブ業界30周年記念日だったので久々にNOTE書いてみました。ちなみに5年前に書いたブログ『25年前の初期衝動』も併せて読んで頂くと更に宜しいかと。まあ言うまでもなくこちらは更に長いので、暇で暇で暇でしょうがない人だけ暇つぶしにでもどうぞ。

全く期待してませんがしてくれたら喜びます。大喜びです。