サクラ革命〜日本奪還後の新政府組織改革〜

この記事はサクラ革命　終章をプレイし終えた前提で書いていますので、そうでないと理解できない部分や核心部分のネタバレに繋がります

日本奪還後、帝国華撃団や大帝国華撃団BLACKはどうなったのか、吉良政権を倒した後は誰が日本をまとめたかなどの設定を書き綴ったので、気が向いたら個別の物語も細々と描いていきたいと思います

内閣総理大臣　

淡路至留波（元近畿総督）

帝国華撃団　花組　による近畿奪還後も近畿地方を治め混乱を未然に防ぎ、帝都最終決戦の際は民衆をまとめ避難誘導をを行うなどその指導力は健在、最も適正があるとみなされ総理大臣に就任。

ちなみ前政権では首相が大帝国華撃団BLACKの総司令も兼任していたが新政権ではその任から外れることとなる

余談だが淡路首相は、元々の経歴が地方の田舎工場社長という庶民的な立場から紆余曲折を経て一国の総理大臣に上りつめたことから現代の豊臣秀吉とも称される事となる

内閣官房長官　

吉良時実（前内閣総理大臣）

前政権の首魁であり国内の騒乱を招いた張本人でもあるが、内政をまとめる実務能力と、前政権からの吉良一派をまとめて取り込む融和政策の意味もあり官房長官に就任。

前政権時の圧政から新政府の要職に就任することに国民の強い反発が懸念され、本人もその事態を危惧し当初は辞退の意思を表明していたが、革命を主導した青島きりんや大石由良の強い推薦に加えて国民から絶大な支持を得ていたトップスタァである咲良なでしこと親子であることが判明し、なでしこ自らが父の圧政、所業について所信表明、謝罪を行ったことから国民感情も一転、圧倒的支持へと変わった。

余談ではあるが咲良なでしこと親子であることが判明後、革命の英雄でもある咲良しのとも祖父と孫の関係であることが知れ渡り、その後公式の場でしのが吉良の事をうっかり「おじいちゃん」と呼び神子浜あせびに指摘され慌てて「吉良前首相」と訂正する姿が「可愛すぎて尊い」とされた出来事もこの官房長官就任が国民に受け入れられた事に一役買っていると言われている

各地方の暫定的総督

九州総督　

天神ひめか（天神家当主代理）

元々九州地方に絶大な影響力がある天神家が暫定的な総督として九州を統治する事となり、正式な当主ではないものの九州奪還時の功績や他県の乙女からの強い推薦もあり就任。地方総督の役目を果たす傍ら女優業にも精を尽くし、あこがれである咲良なでしこの高みを追う姿は民衆に大きな光となった。

墨ノ宮はつかを中国地方総督に推薦したのもひめかであり、財政難に苦しむ中国地方復興に惜しみない支援を主導した。

中国総督　

墨ノ宮はつか　

時田松林の弟子であり師である松林からも将来を期待されていた。また帝国華撃団による奪還前も当時の総督である時田梅林の傀儡でこそあったが、巫女として市民の前に立ち神託を発するなど支持も強く、革命後は天神ひめかの推薦もあり総督に就任。まずは地元で経験を積みゆくゆくは総理大臣を目指す。とは言え政治家としては若すぎるので前総督であり師である時田松林の弟でもある時田梅林が副総督として補佐している

四国総督　

四国地方は四県の代表による意思决定を行う試験的な自治区となる。とはいっても各県で意見の対立や衝突もなく、元々表向きは総督が不在だったこともあり政治的には半ば放置気味である。それでも最低限の体裁を保つ形で高知県、ボランティア団体【華面刃舞】特攻隊長のベリアルが臨時の四国地区総督代理心得　と体のいい使い走りとして四国地方と中央政府の間を日々奔走させられている。

近畿総督　

九州天神家と同じく元々近畿地方に絶大な影響力を持つ那智家当主が暫定的に総督となり統治

他にも近畿奪還、帝都最終決戦にも大きな影響を与えた撰心組は日本奪還後、近畿地方守護の任を政府、及び近畿総督である那智家に正式に打診されたがこれを辞退

あくまで政府に所属しない自警団としての活動に留まるが、その理由について局長　土方べにしは

「理由なんてないねぇ」とはぐらかしたが最後に「いつか、ね・・・」とだけ言い残した

東日本総督　

時田梅林（元中国地方総督）

帝国華撃団北方連合司令となり各地の乙女をまとめ上げ、帝都最終決戦の一大勢力を結成した実績から東日本の、主に地方の統治を担当。中国地方の副総督も兼任し墨ノ宮はつかを補佐する。担当地域が広すぎるが故の激務で過労を周囲から心配されているが、本人は亡き兄への贖罪から無理をしがちであるが、自分が補佐しているはつかになにかと理由をつけて島根に呼び出されると決まって待ち構えていたる砂原ありのに身柄を確保され強制的に入院、療養させられる。

帝国華撃団　花組・宙組　及びに　大帝国華撃団BLACK　総司令　

青島きりん

革命を影から支え主導した功労者。咲良なでしこと共にかつての帝国歌劇団のトップスタァ。全国展開の青島モーターズ創業家一族でもある

革命後、本人は青ヶ島で隠居予定であったが革命の主導者ということもあり、新政権において国民の支持を盤石なものとする為に政府の正式な要職ではないが二つの歌劇団を取りまとめる相談役のような立ち位置となり新政権を支える。

余談ではあるが青島きりんの総司令就任案は　大帝国華撃団BLACK　N12　そして青島きりんに拾われ一時期　帝国華撃団　宙組　に身を置いていた最名クルミによって提案されたものであり、その後BLACK　N12　に昇格し、幼少期より青島きりんを知るものとして神子浜あせびもこの最明クルミの提案を後押しし最終的にきりんが折れた形で就任した。

時折、国営の帝国ホテルのサロンでで吉良とともにお茶を楽しむ姿が度々確認されており、吉良官房長官は首相時代には見せなかったパンケーキを美味しいそうに食す姿もちょっとした名物となっている

帝国華撃団　司令

大石由良

日本奪還の最大の功労者。新政権樹立前は次期総理にふさわしいのは誰かという国民アンケートにて咲良なでしこと共に人気を二分したほどの支持を得ていたが、本人は総理大臣だけでなく新政府のあらゆる要職を辞退。周囲の説得もむなしく　帝国華撃団　司令　の立場維持を強く希望した。

あくまで『帝国華撃団　司令』　なので立場上は大帝国華撃団BLACKに対する直接的な指揮権限はないが、あくまで形式的なものなので世間的にはBLACKの司令も大石だという認識で通っている

咲良なでしこ

16年前の大厄災より孤軍奮闘、政府と戦い続けた元トップスタァ

帝都最終決戦前の咲良なでしこ処刑宣告をきっかけに全国各地で抗議、暴動が発生したことからも国民からの支持は絶大なものであり、上述した次期総理を希望する国民アンケートでは大石を抑えて1位となったほど

この結果には大石、なでしこ、きりんも苦笑いしたり困惑したりと複雑な心境だったようだが前政権、父である吉良首相による圧政に対しての謝罪の場に自ら立ち、国民に吉良も含めた新政権に対する支持を懇願。その段階で自分の役目は終わったと感じたなでしこは表舞台から去ることを決意

多くの国民からはそれでも新政府や帝国華撃団に何らかの形で在籍することを懇願する声も多かったが、大石やきりん達が

「16年間、孤独に戦い続けたのだからこのあたりでそろそろ休ませてやってほしい」

と、なでしこを労うことで国民も納得した形となる

帝国華撃団

革命の原動力となった一大勢力であるが、日本奪還後も都市防衛から日本防衛組織として大帝国華撃団BLACKとは別組織として運営されていくこととなる

基本的には各地の乙女は各々の地元に戻り、その地方を防衛する任につきながらも時折近隣他県の乙女とともに地方公演を行いその地の霊力浄化も行うというのが基本姿勢である。その際に基本的に大都市の防衛を担当するBLACKとも巡業の際に共演することもしばしば。

しかしBLACKのメンバーが大破した暁アリスや帝都最終決戦後、突如として姿を消した夜門コハクを除けば全員が残留したのに対して帝国華撃団に関しては新政権樹立後、帝国華撃団から独立する形で脱退する者や、青島ふうかのように国家防衛組織としての帝国華撃団には残留したものの舞台女優としての帝国歌劇団からは引退するものも一定数存在した。

その背景には帝国華撃団は大帝国華撃団BLACKのように自ら望んで参加したのではなく、日本奪還の流れでスカウトや成り行きで加入した者が多かったこともあり、日本奪還を成し遂げた後はもとの生活に戻ることを希望する者も多かった事が一因であると言われている。

大帝国華撃団BLACK

元々前首相である吉良の指揮下にあった組織ではあるが、現在は夷守メイサはキャプテンを続投し、正式にN12に加入した神子浜あせびと共に再編されて青島きりんの直轄となるが、きりんが組織運営に口をだすことはほとんどなくメイサやミヤビが運営しているに等しい

上述したが帝都最終決戦の際に暁アリスが大破、夜門コハクが消息不明となりN12に欠員が出ていたが、神子浜あせびが正式に昇格し、残り1枠を現在選抜生から選出中である。

前政権時代の負の遺産である人体実験の名残で鵲裳シヅキは一時休養としているがN12に在籍はそのままである

帝国華撃団　副司令でもある一目ミヤビはBLACKの副キャプテンもそのまま続投しており、実務上のBLACKの運営はすべて彼女を通すことになっているが、帝国華撃団　副司令との兼任で女優業としての露出が減っており大石やきりんの解決すべき目下の課題ともなっている。

基本的にBLACKは帝都防衛を担っており、地方は各総督や帝国華撃団に任せているが、不定期にBLACKも地方公演を巡業という形で行っている。