ベリーショートな小説
目を覚ましたら、もう夜になっていた。今日中に出かけて所用を済ませなければならないと思っていたけれど、またしても来週に先送りすることになってしまった。何かしないといけないと、自分の身体を起こそうとするけれど、自分の思うようには動いてくれない。これだから、いけない。生来のだらしなさが恥ずかしい、と白井隆太は思う。先週の段階から、今週は土、日、月、火と四連休がわかっていた。先週の段階から、この四連休のうちのどこかで、必ずやろうと考えていた。それが結局、出来ずに終わろうとしている。日