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娘の初体験、卒園間近。

~♪♬とスマホに通知。
”この音は保育園だな”と休憩がてらチェックする。
3月の園だよりと共に書かれていたのは長女の卒園式の日程だ。
もうここまできたか…。

2歳から保育園に入った長女。滅多に体調を崩すことなく、コロナと向き合いながら笑顔いっぱいで楽しんだ保育園も、ついにこの3月で卒業。
あー…泣きそう、すでに私が泣きそう。当の本人は当たり前に何の変化も感じていないようだけど。

卒園とは言っても、3月いっぱいは保育園を利用できるので、感覚としては薄いかもしれない。卒園式で終わる子もいれば、預かりで最後までお願いする子もいる。預かり組の長女は途中から気づくのかな。あれ?みんないないな?来ないな?って。その時、何かを感じるんだろうか。

卒園式、練習の時点で寂しいと泣いちゃう子もいると聞く。長女はどうだろう。みんなの前では泣かないかもしれない。卒園式当日もパパとママがいることで見てるかな?見てるかな?って晴れ舞台の気持ちでドキドキが勝つのかもしれない。でも、ふとした瞬間に何かが心に触れて、ひとり静かに涙を流すかもしれない。
きっとそれは、数年経った後もふと思い出すような大切な経験と記憶になるよ。その時に初めて心がキューって鳴る感覚を知るんだろう。楽しみだね。

私はといえば…最初から涙腺が崩壊している気がする。ここはハンカチではなくタオルを持参していこう。あまり人がいるところで泣きたくはないけど、感情が涙に変わるタイプの私には難しい。
笑っておめでとうを伝えたいなって思うけれど、今この文章を打っている時点で画面がにじむから、きっと無理だ。その時は諦めよう。笑って泣いて、たくさんの感情と一緒に送り、迎えよう。

娘の初体験と題を決めたけど、私の親としての初体験でもあるんだ。
第一子の経験はそのまま親としての初体験とも結びついている。私ひとりじゃ得られなかった初体験。当たり前ではないからこそ、ありがとうの気持ちと共に経験し、味わいたいと思う。

3月、娘は卒園を初体験。どんな1日になるんだろう。コロナの影響で人数制限、短時間での卒園式ではあるけれど、できるだけ嬉しい。どんな1日になるだろう。たくさんの想い出を胸にまた大きく歩き出してほしい。

最後まで保育園を楽しみ尽くせ。

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