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「#SMSPゴジータ」をきっかけに造形天下一武道会、造形王頂上決戦、BWFCについて改めて考えてみた。

こんにちは。ドラゴンボールフィギュアコレクターのTKです。今日は造形天下一武道会、造形王頂上決戦、BWFCについて考えてみました。

というのも、みなさんご存知の「#SMSPゴジータ」。

良し悪しに関しては、きっといろんな事情があるので書きません。憶測は無限にできますし、事実に近そうな予測も立てれるけど、バンダイさんの内部でもいろんな葛藤があったのかもしれません。

会社に勤めてたら、決まった手段や方向性に関して憤りを感じることや、絶対にその選択はイけてないって思うことはたくさんありますもんね。

なので、何にも言えません。

ただ、この機会に造形天下一武道会、造形王頂上決戦、BWFCについて考えてみることにしました。


原型師さんをアーティストとしてプロダクトアウトできる環境がそこにあった

本当にすごいと思うんです。
どのキャラクターが人気で商品化すれば売れるかではなく、そのプロダクト化予定のフィギュアのキャラクターから造形までを原型師のかたが選択して、世に出す機会を作っているわけですもん。

造形天下一武道会なら牛魔王、桃白白、パン(GT)、造形王頂上決戦ならジャンゴ、ホーディー、ワイパーとかなかなかフィギュア化しないようなキャラクターを原型師さんが選んで挑戦できた。どのフィギュアもめちゃくちゃカッコ良いですよね。

珍しいキャラのフィギュア化が魅力。という言い方ではなく、珍しいキャラのフィギュア化で勝負をかけることもできた原型師さんの戦いの場というのが胸熱でクリエイター、アーティストとしてめちゃ興奮したと思うんです。


僕なんかも、ここまでフィギュアにのめりこんだのも原型師さんの顔が見れて、「フィギュアの美しさ」以上に「作品の美しさ」というところに付加価値を感じ、惚れたからだと思います。

原型師さんの名前は出ていないけれど、ドラゴンボールの超彩色シリーズやハイクオリティーDXシリーズなども2008年~2010年ぐらいの時代のクオリティーに愛着が湧き、宝探しのように中古ショップなどを探し、集めるようになりました。

でもそのフィギュアを深く見るようになったきっかけって、やっぱり造形天下一武道会だったなって今でもすごく思います。

とにかく僕という属性の層は原型師さんという付加価値がついたフィギュアに触れ、フィギュアが好きになったわけです。


フィギュアコレクションをしている人が何をフィギュアに求めるかというのは本当に様々で、原型師さんは関係なく、カッコよかったら絶対手に入れたい!!まだ持っていないキャラクターのフィギュアならコレクションしたい!!っていうかただって沢山いますよね。

いろんなフィギュア愛を聞くのは本当にたまらなく好きで、なんなら人のフィギュアの価値観とか聞いたら、次からその価値観に影響されながらフィギュア探ししちゃいますよねw


原型師ロナルドさんのゴジータはプロダクトアウトであり、僕らユーザー層に向けてのマーケットインだった。

今度登場するSMSPゴジータも、BWFCでロナルドさんの意思でゴジータを選択して造形した作品なんだろうなと僕は認識しています。(間違ってたらごめんなさい)

ここ数年で市場にはゴジータブルーがとにかく溢れ、「またゴジータブルーか。」っていう感想を抱く人も沢山いるでしょうし、僕もゴジータブルーは出過ぎてて自分の中の決定版を決めることがいまだにできていません。

でも、ロナルドさんは「またゴジータブルー」とか関係なく、純粋に自分がかっこいいと思うゴジータブルーを作ったのだろうなって。

そういう背景やストーリーを感じると、ぜひともロナルドさんのゴジータを手に取ってみたいなって思うユーザー層も僕をはじめ、多いとおもうんです。


原型を修正したのはロナルドさんのフィギュアの売れ行きが少ないと予測したからなのか、それともコストを抑えるためなのか、それとも・・・

ロナルドさんの原型から大きく修正されて別物になっていたSMSPゴジータですが、ロナルドさんのゴジータでは売れないと判断をされたのでしょうか。

僕は買ってましたよバンダイさん!!と個人的には言いますが、僕はロナルドさんの原型だからこそ買うけど、原型の好みで買わないというユーザー層の割合もいると思いますし、その割合はいちコレクターの僕なんかには到底予測できませんよね・・・。

BWFCを愛してやまないファン数よりも、もしかしたら修正されたゴジータの原型がかっこよくて買うユーザー数のほうが多いのかもしれません。


きっと要因は色々あったのかと思います。
コスト面で厳しいのかもしれないですし、むしろ当時の造形天下一武道会シリーズ自体がそもそも採算があわないぐらいのファン獲得を目的とした投資シリーズ(投資事業)だったのかもしれないですし、昔からフィギュアをこよなく愛していたアーリーアダプターのような方々から、もしかしたら今はレイトマジョリティーのようなユーザーまで獲得しているフェイズなのかもしれないですし、今回の選択はしかたのないことなのかもしれないと感じます🙇‍♂️

でも、どんな事情があったにしてもきっとロナルドさんへの説明はできたはず🙇‍♂️

今回のようなことがきっかけで、原型師さんが思う存分造形を楽しめなくなったりするのは非常に寂しいのです😭

造形天下一武道会や造形王頂上決戦やBWFCの企業戦略があったにしても、コンセプトはほんと素晴らしいと思いますし、原型師さんの挑戦や楽しんで作られたんだろうなっていうイメージを僕らにまで見せていただいたのには本当に感謝です。


これから、どのような形でBWFCが開催するのかどうか、孫悟空FES、Gマテリアなどのように原型師さんの姿を感じることができる形が新しくできるのかとか、とっても楽しみですし、

顔は見えなくても、原型師さんが公表されていないフィギュアを見ながら、影ながら名作を作ってくれているかたに感謝しながら、夜な夜なフィギュアを眺めていたいなと僕は思うわけでございます🙇‍♂️


僕の中でロナルドさんのゴジータは永久欠番でしょうし、だからといって、修正を担当された原型師さんのゴジータだってかっこいい!!

そう思って、発売日を迎えたいなって思いました。

Twitterとかで原型師さんが「このフィギュアの原型を担当しました。」って呟くのって、いい仕事ができたと少なからず原型師さん自身が思うことができたからだと僕は思うんです。

僕も業種は違えど、プロジェクトに関わってくれたクリエイターさんがプロダクトやサービスのリリース時に「自分も関わりました」とSNSで呟いてくれてたらめちゃくちゃ嬉しいです。

僕がSMSPゴジータの原型修正を担当しましたって呟いて、炎上なんかしたらそれこそ本当に寂しいです・・・🙇‍♂️

僕なんかが言うのも本当におこがましくて恐縮ですが、これからもバンダイさんがプロデュースをするかっこいいフィギュアを楽しみにしています✨

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