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【JMS#07】ワッショイ、ワッショイ♪ オールドピックアップ祭り∩(´∀`∩)

下書きのまま放置していた投稿にようやく着手。『ジャンク・モーターショー』意外とビュー数も多くて嬉しい限りです(笑) 今回は僕の好きなオールドアメリカンなピックアップトラックを中心に見ていきます。


◉ピックアップトラックの歴史の先駆者

HOT WHEELS「'49 FORD F1」

HOT WHEELS「'49 FORD F1」(2020)
TOY Number:GHD27 <Rod Squad Mini Collection> MADE IN MALAYSIA
HOT WHEELS「'49 FORD F1」(2018)
TOY Number:FJW63 <HW Flames> MADE IN MALAYSIA

最初のキャストが2013年(平成25年)と比較的最近のモデルなんですが、実車は1948年(昭和23年)に誕生した歴史ある1台。フォードが大きな礎となった車でもあるんですねえ。「F1」というのはフォードの製造するトラックの大きさを表していて、"1"がもっとも小さく(2トン車クラス)、大きな車になっていくほど数字が増えていき、一番大きなのが「F8」と呼ばれます。このクラスは10トン車級ですね。

品名としてなぜ実車が誕生した1948年ではなく1949年がチョイスされたのか不明ですが、マイナーチェンジでテールランプが両サイドに付いたのが1949年だそうなので、それに合わせているのかも。これまでに15バリエーションくらいが誕生している(年に1回はバリエーションが出ている計算になる)人気アイテムですね。

1台目のは、ラメラメとパールっぽく輝くメタリックグリーンが結構気に入っています。ドアにプリントされた「LEGENDS」という言葉も、この車にピッタリだなーと。AeroDiscと呼ばれるタイプのホイールも当時のアメリカンカーの雰囲気にマッチしています。

2台目のは、ホットウィールらしさ全開のフレイムマーキングで、実に良く似合ってます。カラー&マーキングで同じキャストでも全然印象が変わるのが良くわかりますね。

FORD F1 1948年型(FORD PERFORMANCE
「FORD’S FIRST-GEN F-1 PICKUP SET F-SERIES DOMINANCE IN MOTION」より

◉功労者の偉業を称え、未来へ載せて走る一台

HOT WHEELS「'52 CHEVY TRUCK」(2007)

HOT WHEELS「'52 CHEVY TRUCK」(2007)
TOY Number:L0734 <Classics Series 3> MADE IN THAILAND

F1がフォードの礎のひとつだったとすれば、ライバル・シボレーではこの「シェビートラック」がそれに当たる存在じゃないでしょうか。この1952年(昭和27年)型というのは「シボレー・アドバンスデザイン」と呼ばれているカテゴリーの中の一台で、1947年(昭和21年)から1955年(昭和30年)の間、毎年のようにマイナーチェンジを繰り返しながら、最終的にアメリカでもっとも売れたピックアップになったようです。ホットウィールでも、フォードより少しだけバリエーションも多く出ています。

目を惹くのはアイスブルーと呼ばれる青のスペクトラムカラーですね。特徴的なデッカいフロントグリルと、ホワイトウォールと呼ばれる白いラインの入ったタイヤも可愛らしいです。

ドアにシボレーのロゴと一緒にプリントされている「MATWIJIW」というのはなんだろう?と思って調べてみると、元マテル社のスタッフだったリサ・マトウィジウさんの苗字から取られた架空のショップ名なのだそうです。マテルやホットウィールに数々の業績を残した彼女へのリスペクトを込めて、ホットウィールではシボレー車によくこの名前がプリントされるのだとか。これは嬉しいでしょうね。こういう形で自分の名前が受け継がれるのって、末代まで語り継げるネタじゃないですか。いいなあ。

CHEVY ADVANCE DESIGN(CAR.INFOより

◉ドレスアップはピックアップの醍醐味!

HOT WHEELS「LA TROCA」(2005)

HOT WHEELS「LA TROCA」(2005)
TOY Number:H9077 MADE IN MALAYSIA

2001年にメインラインに登場したキャスト。「LA TROCA」というのはスペイン語でピックアップトラックを意味するんだそうです。勉強になるなー。このモデルは先ほど紹介した「シボレー・アドバンスデザイン」にあたる1950年型シボレー3100のローライダーカスタムになるのだそうです。フロントグリルのエアロ部分を分厚くしたり、小径のタイヤを履かせることでローライダーを再現しています。

その他、見た目で分かる変化はフロントウィンドウ上のエアロパーツや、後輪部分でしょうか。この後輪を隠すやつのことを"スカート"とか"スパッツ"って呼ぶんだそうです。これは知らなかったですね。シトロエンやインサイトなどのデザインでありますよね。このローライダーカスタムでもそう言うのかどうかは解りませんが・・・。

控えめに施されてる赤と銀のファイヤーパターンもいい塩梅。個人的にはきこういう車は乗りたい!とは思わないのですが、ミニカーで眺めるには楽しいですね。このモデルは、2020年に再キャストされているらしく、内装などがアップグレードされたものが出るくらい人気があるのだと思います。

実車でもそういうカスタムがあるところが、アメリカの凄いとこですよね。

これはなんかタイヤも超小っさい!!(pinterestより)

オールドタイプのフルサイズピックアップはこんなところです。次回は少し年代を進んで最近のデザインのピックアップを見ていきます!

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