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【塗る活】普通のキン消したち《PART.1①》

ちょっと時間が出来たので、スタンダードなキン消しの【塗る活】過去作品をまとめておこうと思います。まずは1983年(昭和58年)に発売されたパート1のラインナップから。


001「キン肉マン」

001「キン肉マン」

このカラーリングは何?と突っ込む人が大半だと思います。多少なりともキン肉マンをご存知の方でも、漫画やアニメで見たことのない配色だと思いますが、これ連載開始当時の表紙絵で採用されていたカラーリングなんです。

デカケシのほうでノーマルな彩色をやっていたので、ちょっと違うことをしてみたかったんです。ソフビなどの特別版などではこのカラーリングで販売されているものもありますね。

ネットに流布している情報によればこの緑マスク、『少年ジャンプ』での連載開始当初、高校生の新人だったゆでたまご氏に表紙カラーを任せるのは難しいと判断した編集部が、別のイラストレーターに代わりに任せたところ、ディレクションの不備なのかなんなのか、こんなカラーリングで納品されたとか・・・。しかしミスだというわりに、何度もこの系統のカラーリングで掲載されてるのがどうも納得いかないんですけどね・・・。

これがその表紙イラストたちとソフビ製品

002「キン肉大王」

002「キン肉大王」

キン肉大王(キン肉真弓)も、そのまま塗るのもつまらないなと思い、名前の由来にちなんで阪神タイガースのユニフォームっぽく塗ることにしました。胸の"MAYUMI"は最初かたモールドされていますが、背中の"7"は手描きで追加しています。ユニフォームのデザインは、真弓氏が在籍していた当時のものを参考にしています。腕毛とか腿毛はもう少し違う塗り方があったかもしれないと悔やまれます。それにしても顔が怖い。


003「ミート」

003「ミート」

ミートくんは正直なところ、塗りムラもひどくて見せられたものじゃないなと思っているのですが・・・流れで載せます(笑) 肌の色ももう少しイエベなほうが良かったなと思います。いつかリベンジしたいです💦


004「スカルボーズ」

004「スカルボーズ」

ラインナップの4番目に彼がチョイスされていることも個人的には驚きなんですけど、この体中に刻まれた"SUKARU"の文字を塗り分けるのが「チョーめんどくさい!」という気持ちもあって、結構【塗る活】を後回しにした超人さんです。

この人も顔が怖い造形になってますが、これは原作のイメージに寄ったいい造形だなと思います。しかし"SUKARU"の文字塗りは地獄でしたね・・・というか"SKULL"ですよね―正しくは(笑)


005「ロビンマスク」

005「ロビンマスク」

ロビンもいろいろなカラーバリエーションが存在していますが、この銀赤の鎧と素肌出しは原作漫画版になりますね。これもデカケシのほうで青いアニメ版を塗っていたので、こっちは違う色にしようということで。

塗りながら気付いたのは、腹筋のこぶが異常にデカイな~ということ。なのでシェイドをかけたものの、くっきりしすぎてなんか妙な見え方になってしまったなあ・・・と思っています。銀色もちょっとくすんだ感じの色を使ったので、もうちょっとピカピカ系の銀を使って塗ってみたいですね。


006「テリーマン」

006「テリーマン」

テリーマンは自分の中で比較的仕上がりが気に入っているひとつです。ベースは金髪に青いパンツのアニメ版カラーリングなんですが、もう少し肌の色はピンク寄りにしてもよかったかなとは思いますが、テリーマンらしい表情や左目の上の絆創膏など、造形を活かして顔の部分はいい感じで塗れたかなと。手袋はちょっと悩んだんですが、革の手袋をイメージしてブラウンにしました。やっぱり「カーフブランディング」するなら革手袋でしょう! ということで(笑)


007「ラーメンマン」

007「ラーメンマン」

新しく始まったアニメではなんかこれまで以上に超男前な声になったラーメンマン。モールドが中華服バージョンになっているのですが、このスタイルって『キン肉マン』の中よりも、『闘将!拉麺男』のコミック表紙とかで見掛けるやつで、カラーリングもそっちに合わせて赤白にしてみました。

白い服なので、スジボリ的なものを入れないとのっぺりして見えちゃうので、あえてくっきりと服の縫い目や皺を目立たせています。あとは細いナマズひげを描くのに苦戦したのと、足の部分を真っ黒けに塗りつぶしてしまったのを後悔しています、本当は濃紺のペタンコ靴仕様にしたかったんです。


008「ウォーズマン」

008「ウォーズマン」

ウォーズマンもデカケシでアニメ版カラーを塗っていたこともあって、ちょっと違うことをしようと、オリジナルのカラーリングを試してみました。黒のイメージがあるウォーズマンを、あえての赤系にしてみたらどうだろう?と思ったのは、彼が設定上でソ連出身の超人だったからです。

プロテクターに相当する部分は明るめの赤に、それ以外の部分を暗い赤に塗り分けてみました。左肩には黄色で"鎌と槌"のマークを入れてみました(上写真の円内)。額のほうには星のマークを。ベタなんですけど、そこがゆでたまごっぽいかなと思ったもので(笑) 世界にひとつだけのナショナリズム全開ウォーズマンでございます(笑) いつか原作版も塗らないと、ですね。


009「イワオ」

009「イワオ」

唐突に初期ワルモノがラインナップに。しかも兄貴分のキン骨マンを差し置いて、イワオが先です(笑) デカケシのイワオを先に塗っていたので、こちらのイワオは別のイメージで塗ってみたいと思い、あえて暗めのトーンにしてみました。とはいえ今見たら"岩"のイメージから脱却できてないなーと気付きました。まあ、イワオなんで・・・。

デカケシよりも鋭い眼つきに造形されているので、目のまわりのコントラストを強めにしてみました。ちょっとカッコイイ、イワオになったかなと。


010「キン骨マン」

010「キン骨マン」

名前からしてキン肉マンと相対する存在として設定されたであろうキン骨マン。巨大化して町を破壊したり、テリーマンを義足にしたりとか、なかなかあくどい所業もしてきましたが、最終的に憎めないキャラですよね。

塗るにあたってあまり深く考えずにシンプルに塗っていますね。デカケシのように情報を盛り込むのが大変なので。この小ささなので額の"骨"の文字を描くのですら苦行です・・・(;'∀') 髪の毛のシェイドをするくらいが精いっぱいでした。(久しぶりに引っ張り出してみたら、左腕の部分とかヒビ割れてしまってますね💦) 


ということで、ここまで10体。スタンダード・キン消しPart1のラインナップから半分を紹介させてもらいました。下地を作っておけば、30分から1時間あれば塗ることができるサイズなので、ノッているときはかなり生産性の高いホビーなので、忙しい人にはお勧めしたいですね。

次回は残り半分を紹介する流れなんですが、実はまだ【塗る活】できていない超人がおりまして・・・(;'∀')>

<SPECIAL THANKS>今回の記事は、キン消しコレクションの頼れる味方『塩ビ精肉店』さんの情報を参考にさせていただいています。店主様、いつも密かにお世話になっています!

<UPDATE>2024/8/8 リペイント作品画像をすべて差し替えました。


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