Mr.Children tour 2023/24 miss you 札幌公演 1日目 感想

超絶お久しぶりです.

就活やら,部活やら,卒論やら何やらで忙しくしていたら,気づけばあと一か月で社会人です.

そんな今日この頃でしたが,昨日miss you札幌公演1日目に参戦してきました.

実はバンドのライブ自体は初めてで,コンサート自体も,以前ある機会に生前の元スクエアの和泉さんのコンサートを聴きに行ってぶり2回目の経験で,非常に楽しみにしておりました.

そして席順はまさかの4列目のナカケイ側という,ビギナーズラックもええとこやろ,という神席での鑑賞でした.この時点ですでにションベンを漏らしております(嘘).

ナカケイ側(上手側)の4列目(上手・下手の端のブロックは1列目がないので実質3列目)とかいう神席

感想①:本物すごい

感想としては,まずもってMr.Childrenって実在するんや...!ということ.
2曲目では(敢えて曲名は言いませんが)では桜井さんと,そして終盤ではナカケイと目が合った気がします.気がするだけかもしれませんが.

基本的にMr.Childrenはアイドルでなく1ロックバンドとして認識しているので,そういう見方をするのはダセぇことであることを重々承知の上,

あれは男でも惚れます.

間違いない.等身大のMr.Childrenを体現してくれつつも,そのオーラは途轍もなかったです.

感想②:音がいい

そして,ホールだからか鬼のように音がいい.

特にアコギ.前ツアーでは,「車の中でかくれてキスをしよう」の時に,田原さんがTaylorのギターを弾いていましたが,公式ファンクラブのFather & Mother会報によると,そのタイミングで(実際はツアー前のスタジオ練習で)桜井さんがその音をいたく気に入り複数本購入されたようです.

本公演(というかアルバム)は,そのTaylorギターの音色にフォーカスした音作りがされており,中盤のmiss youのアルバム曲ゾーンでは特に顕著でした.ミスチル自体がU2に強く影響を受けていると公言していたり,名もなき詩のドラムパターンがthe Beatlesの「ticket to ride」の,Everything(It's you)のフィルインがOasisの「Don't look back in anger」の丸パクリ,といういかそもそもアルバム「DISCOVERY」自体Radioheadの「OK computer」の構成・音作りに酷似しているし,UKに強く影響を受けていることは確かで,ロンドンでRecを行った前作「SOUNDTRACKS」に続き,本作もその影響が色濃く出ていると思います.個人的にはアコギが全面に出ていてOasisっぽい気がしました.ちなみにノエル・ギャラガーには「曲はいいけど音がショボい.あと,ギター練習したら?」とか言われてたらしいですけど(爆)

自分もめちゃくちゃアコギがを欲しくなりましたが,本人たちの持っているTaylorは安くとも50万.到底新卒社会人の出せる金額では当然なく...笑
YAMAHAとかのエントリーモデルにしようかなぁってとこです.

機材でいうと,あと一点.ナカケイさんがついに某曲でアップライト(形状的にエレキアップライトベースですが…)を導入していました.今後もカントリー調だったり,ジャジーな曲でも使ってほしいですね.

感想③:ロックンロールは生きている

あとは,アレンジ.本格的にコンセプトアルバムに取り組んだ「深海」,より自分たちの好き勝手やりたい音楽を追求した「Q」,ポスト・コバタケ最初期の「REFLECTION」等の実験作では,基本的にロックサウンドを前面に押し出す傾向が強く,かつそれがウケていたという側面がありましたが,こと本作に至っては,純粋に音楽を鳴らすにあたって必要十分な音数,アレンジで,そういったロックサウンドはかなり控えめにすることも厭わないアルバムであったといえます.本人たちの発言からも,四人でDAW(多分ProToolsかな?)の前に集まって,この音は残そう,ここは削ってみよう,というどちらかというと「引き算」の思考でアルバムが作られたと推測されます.
そういったアルバム段階で鳴りを潜めていた「ロックバンドらしさ」という要素はライブでは存分に味わえ,「アルバムでまずコンセプトを提示して,ライブで暴れる」という,まさに守破離ここにあり,といった感じでした.

一言でいうと,最高でした.
また,ライブに参戦しようと思います.


補足(ネタバレ,冗長な雑談あり)

置いてある割にあんまり使われないことでお馴染み,Jenさんの穴あきシンバルですが,「声」のイントロのド頭で使われていました!
が,後半Jenさんが暴れまくっていた「アート=神の見えざる手」でも使われてなかった(少なくとも本公演では)ところを見ると,もしかしたら近々リストラされるかもしれないですね.知らんけど.

自分は割と事前情報見るタイプなので,機材に関してはあまり新規の驚きはありませんでしたが,田原さんの愛機として最も著名なLake Placid Blueカラーの Fender Telecaster '60 (通称:青テレ)で長年かき鳴らされてきた「名もなき詩」が,まさかの今回は3トーンサンバーストのストラトで演奏されていました(さすがにメーカーまでは分かりかねましたが).しかも次曲の「Fiftiy's map」では白テレを使っていたので,余計謎が深まるばかりです.もしかしたら,最近導入したTwo Rockアンプとの相性,ホールの鳴りとの相性の問題かもしれませんが,衝撃だったことと同時に,ストラト使いの自分としては何故か嬉しかったりしております.

機材の驚きといえば,先述しましたが「アート=神の見えざる手」でのナカケイのアップライトベースでしょう.確かに作風的にはこれまで出てきてもおかしくない曲が何曲かありましたが,今回のホールツアーに合わせての登場でしたね.他公演では「deja-vu」もやってそこでも使っていたんだとか.

これもまた先述の通りですが,アルバム通して「すっごくUKっぽいなぁ」と思いました.小並感で申し訳ないですが.JPOP大好きおじさんだったのでUK,ひいては洋楽はあまり聞いてこなかったですが,ちゃんとディグってみたい気持ちにさせてくれました.とりあえず,Oasis,Blur,Readioheadなどの90'sぐらいから聞いていこうと思います.

さて,4月から神戸に出戻りです.荷物の支度でもしようかな.

参考文献

TOOLBOX | Mr.Childrenの使用楽器・機材のデータベース。非公式ファンサイト。様 (https://mrchildren.tools/) 
いつもお世話になっております.ツアーの時はLIVE BOARDを,ツアーでないときは機材一覧を見てひたすらニヤニヤしております(キモい).


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