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Earth Quaker Devices Tentacleのモディファイ
Earth Quaker Devicesから出ているアッパーオクターブのペダルTentacleです。ジミ・ヘンドリックスの使用で知られるオクターブファズのオクターバー部分を抜き出したものの代表格、Dan ArmstrongのGreen Ringerをもとにした回路になっているそうです。tentacle(触手)という名前はOctaviaからもじったものでしょう。
コントロールノブなし、on/offスイッチのみの構成ですが、持ち主いわく「音量を調節できるようにしたい」とのことで、のっぺらぼうの筐体上面にマスターボリュームのノブを増設します。
信号が通る部分の回路はGreen Ringerの忠実な再現といった感じです。音量調節のため、NPNトランジスタによる出力バッファの増幅率をいじってデフォルトの音量を若干上げておき、最後段の抵抗を可変抵抗にしてパッシブのボリュームコントロールとしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1675586054405-ITAISEigme.jpg?width=800)
ノブがない状態でなかなか完成された外見なので、穴あけの位置とツマミのチョイスには気を使いますね。オリジナルのデザインを生かしつつ調和した塩梅になったんじゃないでしょうか。
またこちらの個体はver. 2で、このバージョンはスイッチを素早く一度踏むとon/offが切り替わるラッチ式、長めに踏んでいるとその間だけonになるモーメンタリー式を使い分けられるの機能があります。しかし「パチッという踏み込み感が欲しく、モーメンタリー式の機能はべつに要らない」とのことなので、汎用のラッチ式スイッチによるトゥルーバイパスに変更します。
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写真のオレンジ色のリレーを取り外し、配線を間違えないように3PDTスイッチにつなぎ替えます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97315409/picture_pc_3c1f5bfdfbe76971cbe8ce46bbf8bfe6.jpg?width=800)
完成です。この手のエフェクター、実用上はオクターブファズを買ってくれば事足りるのですが、いつも使っている単体のファズをこのペダルの前段でいろいろ取り替えて試せるのは嬉しいですね。あとやはりこの機種はデザインが素敵です。
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