17歳少女漫画家「アスパラはチンコに似てる」
大変申し訳ございません。
今月、更新ペースを維持することができませんでした。
理由のご説明……をしようとすると言い訳になってしまうのですが、ひとつひとつの記事に、想定よりも時間をかけてしまったことが問題でした。
(特に、『ちゆ12歳の麻雀入門』に時間をかけすぎました)
来月は、効率化を図りつつ、更新のために使える時間を増やせるようにするなど、改善したいと思います。
そこで、大変恐れ入りますが、5つほど、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきたく存じます。
帳尻合わせというか、月末に記事の水増しという形になってしまって、大変申し訳ございません。
正直、避けたかった事態だったのですが、ほかに方法がありませんでした。
ということで、以下は、2009年8月の『二次元ドリームマガジン』vol.48に書いた文章の再掲載となります。
桜田雛17歳
桜田雛(さくらだひな)先生は、17歳でデビューした少女漫画家です。
デビューから現在まで、『Cheese!』という少女漫画誌で活動しています。
(『Cheese!』は小学館の雑誌で、「恋愛に興味津々の女子中学生、高校生に向けて作ったコミック誌。理想的な男の子とのおしゃれな恋愛を描いたまんがを満載」というコンセプトです)
その17歳当時の作品は、ポルノ小説で日本語を覚えたという帰国子女を彼氏にしたら、言動がいちいち卑猥で困る、というストーリー。
たとえば食事中も、彼氏がアスパラはチンコに似ていると笑顔で語ります。
17歳・新人少女漫画家のセンス
しかし、物語終盤、実は、彼がポルノ小説で日本語を覚えたという話は、ウソだったことが判明します。
なんでも、この彼氏、主人公に一目惚れしたときに、「このテの顔の娘はエロイ話がスキだと思った」そうです。
なので、好きな子の気を引くために、卑猥な言動をしていたのでした。
そして、事実その読みは当たっていたので、主人公も「もっと言って…」とハッピーエンドでした。
この作品(『快楽辞典』)は単行本未収録。
『Cheese!』2004年10月号に、「17歳作家♥ ヒナちゃんついについに!! 本誌初登場」というアオリで掲載されました。
桜田雛18歳
それからまもなく、雛先生は初連載をゲットします。
連載開始時のアオリ文句は、「18歳、ティーン作家のひなちゃんが魅せる等身大のリアルらぶ♥」ということで、読者と年齢が近い共感性がウリでした。
その内容は、彼氏と初エッチした主人公が、あまりの痛さにエッチ恐怖症になってしまう話。
「もーHしたくないなんて言ったら嫌われちゃう」と悩んだ挙げ句、体中の肉を洗濯バサミではさむことで痛さに慣れようとします。
そうして、結局、彼氏に正直に打ち明けたところ、
「そんなことで悩んでたの? 痛いのって初めてん時だけなんじゃん?」
と軽く言われます。
そして、ためしにヤってみたところ、
「信じらんないくらい感じた 痛みなんて全くない」
ということでハッピーエンドでした。
桜田雛21歳
20代になると、雛先生の画力は驚くほど高くなるのですが、その一方で、内容はドロドロしてきます。
たとえば、21歳で連載した『王子達は依存する』を読んでみると……。
主人公は、媛子ちゃんという女の子。
仲良しの兄がいるのですが、親の再婚によって、義理の弟がやってきたという設定です。
さて、媛子ちゃんは、「兄が何かに悩んでいるけど、原因が分からない」と心配しています。
すると、弟から、クローゼットに隠れて様子を見るのがいいとアドバイスされます。
その言葉に従ってこっそり観察していると……。
兄は、媛子ちゃんの名前を呼びながらオナニーを開始します。
「あはははっ これが君の知りたがってた 兄さんの悩みだよ!! 媛子ちゃんのこと好きすぎて 悩んじゃうんだって!!」
なぜか弟は大喜び。
媛子ちゃんは、兄のオカズに使われていたショックで家を飛び出します。
すると弟は、「兄さんは悪い人だ 毎日毎日 実の妹で抜くなんて」などと言って、兄を押し倒してキス。
そう、弟の正体は兄を狙うホモだったのです。
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