見出し画像

1984年は「まだまだスポ根全盛」だったのか

※この記事は10月16日に更新しました。マガジンとしては「9月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。

※Twitterで、1984年ごろは「まだまだスポ根全盛」だったというツイートを見かけたので、それについて色々と述べる記事です。(本題に入る前の、無関係な余談が長いです)


『黒騎士バット』

「CGを使った漫画」の先駆けとして有名なのが、寺沢武一先生の黒騎士ブラックナイトバット』です。

『週刊少年ジャンプ』の1985年31号から連載。

この第1話の冒頭のカラーページが、CGでした。

と、早すぎるくらい早かった試みで、インパクトはありました。(連載は10週で終了)

こんな感じのCG

この号では、「コンピュータ・グラフィックはこうして描いた」と、寺沢武一先生の作業工程を紹介する記事も掲載。

スキャナで取り込んで、ブラシ機能で着色……といった説明に続いて、「では次に、ボクが井戸の中に、はいりますね」と言い出す寺沢武一先生。

「アハハ… キミだってはいれるョ」と、井戸の中で笑顔の寺沢武一先生!
素晴らしすぎます。

なお、この記事のライターが堀井雄二さんだったりしました。
(※当時のジャンプの、「アップルショーを見てきたぜ」「できたてホカホカマイコン最新ゲーム」といった記事は、だいたい堀井雄二さんです)

ここから先は

5,134字 / 17画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?