「野球選手はオレの考えた指標で評価すべきだ」と叫んだオッサンの消息を僕達はまだ知らない。
4月23日から4月30日まで毎日更新中。
本日は、野球ネタに見せかけたインターネット懐古ネタなのですが、たぶん微妙な内容で申し訳ありません。
今年3月、『漫画ゴラク』で『異世界三冠王』という漫画が始まりました。
「異世界よ。これが野球だ」
これが、異世界モノの『ゴラク』バージョン。
三冠王を6回も取ったという捕手が異世界に転移して、野球の技術や精神を生かして活躍する物語です。
さすが三冠王ともなると、バットでブン殴るのも強いのですね。
子供のころ、漠然と思っていたこと
野球の三冠王とは、「本塁打数」「打率」「打点」の3部門をすべて制覇すること。それがスゴイのは間違いないです。
ただ、そんな風に、評価基準として「打率」「打点」が特に重要視されていることについては、小さいころからモヤっとしていました。
「打点」は自分の前の選手の出塁率に左右され、強いチームにいるほうが有利だったりします。
意味のない数字でもないのですけど、個人の打撃成績で「打点」が三大指標のひとつというのが、なんだか釈然としませんでした。
「打率」にも意味はありますけど、新聞などで打率の高い選手ベスト10を「リーグ打撃10傑」と呼ぶ慣習が理解できませんでした。
「打率ベスト10=打撃10傑」だと、まるで打率が一番重要な指標みたいで、なんだか違う気がしたのでした。
「打撃」の10傑というからには、長打なども考慮した総合的な指標で決めるべきだと思っていました。
『メジャーリーグの数理科学』のこと
この手の話題に関しては、00年代から情報が増えた気がします。
個人的には、2004年に邦訳された『メジャーリーグの数理科学』という本が、非常に参考になりました。
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